» ちょっとしたお話

育児は育自

| ちょっとしたお話 |

親としての年齢は子どもの年齢と一緒

 「育児は育自」である。

 子どもによって親としての自分が育てられる。

 

先日ご縁をいただいて行かせていただいた幼稚園を経営されているお寺の本堂に書いてあった言葉です。

 

なるほど・・・・。

 

 育児に正解はありません。

 

 これだ!!っていうような育児なんかありはしないものです。だって人間千差万別ですから。

 だからこそ私達はお医者さんや学者さん、ネットやメディアでそれらしい人がそれらしい事を言っておられたら、なるほどなぁ~、って得してしまうし。

 

 迷い苦しむ事が多いのがあたりまえです。

a0002_002942

 「これでいいのだろうか?」 

 

右往左往しながら一緒に子どもと悩みながら苦しみながら

 

笑いながら時には涙を流しながら

 

そうして一緒に成長していくことが育児であり育自ですね

 

ただ、「執着」というものは仏教でよくないことです。

 

執着があるから「苦」が産まれる

 

また、傾倒してしまうこと、思想にのめりこみてしまうこと、傾きすぎることもよくないことです。

 

だから一つのものの見方に捉われすぎてしまうというのは大変よろしくないことです。

 

仏教は常に「中道」、ちょうどよいくらい を大切にします。

 

法華経の中には、「諸法実相」という言葉が出てきます。

 

「すべてのことは真実である、そのままでありのままで最高の価値を持つ」

 

これは、どういうことかと言いますと、

 

「正しい」「間違っている」なんてことは極端な事例を除けば誰にも正解なんてわかんないよってことです。

判断しているのは所詮は狭い世間にいる私達の価値観です。

 

子育ても同じことですね。

 

右往左往しながらも、肩の力を抜いて子どもと一緒に私達も成長していきたいものですね

サプライズ

| ちょっとしたお話 |

あっと言う間に4月も半ばです。桜の花も一瞬で散ってしまったような気がします

この季節は卒業式や新しい生活や環境が始まる前の区切りの月ですね。

思い返しますと2007年の今日に熊本に戻ってきて8年も経過してしまいました。

色んなことがありすぎて、本当にあっと言う間の8年間でした

もうすっかり熊本に馴染んでしまいましたが・・・・・

大阪で4年と東京で5年、こちらへ戻って8年、その土地でしか通用しない常識や言葉、風習、戸惑ったこともあったなぁと懐かしく思いだされます。

さて先日、「熊本あるある」という本を本屋さんでみつけました。

無題

熊本人には常識でも他県の人から見れば「え?」ということが盛りだくさんです。

ある意味色んな事を新発見できる本です

例えば・・・

「熊本では入口に あとぜきお願いします と貼ってある」

「片付けることを なおす という」

「熊本では絆創膏のことを リバテープ という」

「筋肉痛のことを こわった という」

「たいがいのことはよかたいよかたい」などなど・・・ 

自分の周囲では常識だと思っていることも他県の人からみたらそれは常識ではないのか!ということは結構あるものですね。

この本の初めに「熊本サプライズ運動」について書いてありました。「熊本サプライズ運動」って言葉ご存知ですか?言葉自体は「くまモン」とセットになってよく目にするのですが・・・。簡単にいうとこの運動は、

「当たり前の日常を見直してそこからサプライズを見つけて良さを再発見しよう」というのが意味だそうです。

私たちの日常は他人を妬んだり羨んだり比べたり、つきることはありません。

しかし、実際は妬んだり羨んだ人もまた同じように誰かを妬んだり羨んだりしているものです。

だからこそ私たちもまた「熊本サプライズ」ではないですが、同じように自分自身の中にあるサプライズに目をむけなければなりませんね。

法華経の中でこんなお話しが出てきます。仕事で成功してお金持ちになった親友の家に遊びに行った男がつい飲みすぎて酔いつぶれて寝てしまいました。親友はどうしても行かなければならない用事があり、その男を一人残して家を出ましたが、まさかの時に役立つようにと、酔いつぶれて寝込んでしまった友人の衣服の裏に、値のつけようのないとても高価な宝珠を縫い付けて出かけたのです。

3863766085_ab39d1d7f1_o

ところが、その人は親友のそうした行動には全く気がつかず、あちこち巡り、他生活も困窮していました。

その後、親友は彼と再会し、彼のみすぼらしい様子を見て驚いてこう語ったのです。

「友よ、君はなんという愚かな人間だろう。私は昔、君がもっと楽な生活ができるようにと思って、値のつけようもない立派な宝珠を衣服の裏に縫い付けていたではないか。今も確かにあるはずだよ。早くその幸せに気づきなさい、そうすれば何も憂うことも悩むこともないのだよ」

このお話は、お釈迦様の五百人のお弟子たちが「値のつけようもない立派な宝珠」つまり、自分もお釈迦さまと同じように仏になれるという可能性を自分らも知らない間にお釈迦様から頂いていたのか!ということに気付いた喜びを例え話にしたものです。

私達もまた、お釈迦さまから「値のつけようもない立派な宝珠」つまり、「私達が必ずお釈迦様に導かれて霊山浄土という浄土の世界へと行くことができるのである、どんなときにもお釈迦様がいずれは仏様になるように導いてくださる」というかけがえのない宝物をいただいているわけなのです。

だからこそ、この世界で私たちはそれぞれが違う何かの役割を持って産まれてきます。違うからこそ人は他人と比べて妬んだり羨んだりしているのですが・・・。その役割こそが仏様からいただいたサプライズです。

いずれ誰しもは仏様の国へと導かれるわけです、その時が訪れるまで、この世界でのあなただけの大切な役割、しっかりと果たしていきましょう。

 

4月8日 花まつり

何の日だかご存知ですか?

仏教の創始者 おしゃかさま がお産まれになった日です。

里帰り出産のために国へ帰る途中ルンビニーの園にて休息していたお釈迦様のお母様が枝を折ろうと右手をのばされた時、その右わきからコロコロっとお産まれになったのがお釈迦さまです。

産まれ出るとすぐに、自ら七歩歩いて有名な一言

「天上天下唯我独尊」(天にも地にもただ我ひとり尊い)

と仰られ、龍王が甘露の雨を降らして喜んだとされています。

なのでお釈迦様の誕生日には、お釈迦様のお生まれになった姿の仏像に甘茶をかけてお祝いいたします。

11059347_672645056190620_7126582566833459162_n

さて、明日は当山にて4月8日 11:00~ 「花まつり・月例鬼子母神祭」を開催します。

お参りいただいた皆様に甘茶のおみやげもございます。

甘茶は虫よけにも抗アレルギー作用としても効果があるようです。

詳しくは こちら

気軽にお詣りください!!

11129925_672645032857289_77414807079473907_n

そして明日は荒尾シティモールでも16:00より荒尾仏教会青年部によります 「花まつり」 が開催されます。

ここでも甘茶がふるまわれ、お釈迦様の像と一緒に記念撮影やお子様にはおもちゃや甘茶のプレゼントがございます。

色んな宗派のお坊さんがたくさんいますよ!是非遊びにきてください!

シティモールの食品売り場の前あたりです!

 

 

いよいよ暖かくなってきましたね境内の桜もちらほらと咲いています!

春休みです!今月は親子参加のワークショップが開催され、お寺も子どもたちの声で賑やかでした!

先日24日は4cloverさん主催の「親子でパステルアート教室」

023

子どもたちの素直で素敵な感性でパステルの色を選んでいきます。

026

桜の絵やヒマワリの絵、お母さん方も夢中になって楽しく描きました!

030031

そして本日は親子でお寺deハンドメイド教室でした!

tick-tack さん主催の新学期に向けての「ネームタグ」つくりです!

10407495_712439648865283_4013229231299508305_n

とっても可愛らしいネームタグがたくさんできました!

11068728_712419778867270_1459455212_o (1)

いつもはお母さんが楽しむ時間ですが、こうやって子ども達と共に作りあげる時間というのも素敵ですね!おうちに帰ってからの話題にもなりますし、良い思い出になりますもんね。

032

いやはや、子ども達はほんと元気いっぱいです!子ども達の元気な声に仏様も笑顔で見ていらっしゃることでしょう!!                                

 

ようやく春を感じさせる季節がやってまいりました。今年も気がつくと三月の中旬になり、十八日から二十四日まで春分の日二十一日を中日として一週間「お彼岸」の期間がやってまいります。

「お彼岸」の期間は亡くなった方々、ご先祖様達がいらっしゃる世界「彼岸」と私たちがいる世界「此岸」が一番近づく期間です。これは日本独特の仏教行事で、聖徳太子の頃に始まったと伝えられ、江戸時代には年中行事として定着したそうです

「お彼岸」には先祖をしのび、自分が今生かされていることに感謝し、亡き人を想いながら、供養の法要や、お墓参りをするとともに、自らもいずれ彼岸に渡ることができるように精進する期間です。

hakamairi002

どのように精進すればよいかと言いますと、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という修行方法があります。ざっとあげますと、①布施(ふせ)波羅蜜②持戒(じかい)波羅蜜③忍辱(にんにく)波羅蜜④精進波羅蜜⑤禅定(ぜんじょう)波羅蜜⑥智慧(ちえ)波羅蜜の六つです。

言葉だけ見るとなんだかとても難しいですね。もうちょっとお付き合いください・・・。

まず、「波羅蜜(はらみつ)」とは私たちのいる世界である【此岸】からご先祖様達がおられる仏様、悟りの世界である【彼岸】へと渡る、という意味です。

簡単に言うならば、安穏な悟りの世界、仏様の世界へと渡るために、波羅蜜の前についている布施(施しの心を持つこと)、持戒(人としての決まりをもって暮らすこと)、忍辱(不平不満を耐え忍ぶこと)、精進(ゆっくりと着実に努力を重ねること)、禅定(心を静めて生活をすること)の修行をしましょう。ということです。

 そして五つの修行をすれば、今まで自分に気がつけなかったことに目覚めて自分の生活が変化していき、六つ目の「智慧」が得られるわけです。ここで言います「智慧」とは勉強ができるとか、頭がよいという知恵ではありません「仏さまの心」を意味します。自分の知恵を捨てて、視点を変えて仏様の心で物事を見ることが智慧です。

 さて、文殊菩薩という菩薩をご存じですか?

DSCN0203

「三人寄れば文殊の智慧」とも言われますように仏教では智慧を司る菩薩として大変有名な菩薩で、法華経のお経の中にも登場されています。

 こんなお話があります。

 むかしむかし、インドに悪人ばかりが住んでいる国がありました。

この国の人々は、いつも悪い事をしたり、乱暴をしたりしました。その事を知った目連(もくれん)というお坊さんが、仏さまにお願いしました。

「仏さま、わたくしを、あの悪い人たちが住む国へ行かせて下さい。何とかして、あの人たちを良い人間にしてやりたいのです」 すると仏さまは、にっこり笑って、 「それは良い行いです。大変でしょうが、頑張りなさい」 と、悪い人の国へ行く事を許してくれました。目連はさっそく悪い人の国へ行くと、人々に色々な話をして、良い人間になる為のお説教をしました。

「人間は悪い事をすると、その時は良くても後で必ず恐ろしい罰を受ける。そして死んでからも、必ず地獄へ落ちて苦しむのです。だから悪い事を止めて、良い事をしなさい。乱暴は止めて、困っている人を助けるのです!」

ところがいくら目連がお説教をしても、誰一人話を聞こうとはしないのです。 それどころか、 「はん、偉そうな事を言っても無駄だ。後でどうなるかよりも今が良ければいいのだ。お前なんか、帰れ、帰れ」 と、石を投げつけたりしました。目連は仕方なく、自分の国に帰ってしまいました。

さてこの話を聞いた、舎利弗(しゃりほつ)というお坊さんは、 「悪い人たちを導くには、やさしく言っても駄目だ。もっと、厳しくしないと」 と、仏さまの許しを受けて、悪い人の国へとやって来ました。

「お前たち、よく聞け!今すぐ悪い事を止めないと、地獄で永遠に苦しむ事になるぞ! 助かりたければ、おれの言う事を聞くんだ!」

けれどもこの国の人たちは、「何を偉そうに言っていやがる、帰れ帰れ!」やはり舎利弗を嫌って追い返したのです。その後も、五百人ものお坊さんが次々と出かけて行きましたが、誰一人成功した者はいませんでした。

そこで仏さまは、文珠(もんじゅ)という知恵のあるお坊さんを選んで、その悪い人の国へ行かせてみました。

悪い人の国へ着いた文殊は他のお坊さんたちとは違いました・・・

「ここは、何と良い国だろう。そしてここに住む人々は、何と立派な人たちだろう。こんな良い所へ来られて、わたしは実に幸せだ」 この悪い国と悪い人たちを褒め始めたのです。 

いくら悪い人たちでも、褒められればうれしいものです。そこで人々は、自然と文珠の周りに集まって来ました。中には文殊に、ごちそうを出す者さえいました。

「このお坊さんは、とても偉い人だ。おれたちの事をわかってくれる」 「そうだ。今までのお坊さんは、おれたちを見下していたが、この人はおれたちを理解してくれている」

文殊は、みんなから尊敬されました。

そこで文珠は、 「わたしの先生である仏さまは、わたしなどとは比べ物にならないほど、それはそれは立派なお方ですよ。その仏さまの教えを受ければ、あなた方はもっと幸せになる事が出来るのですよ」 と、言ったのです。するとみんなは、 「それならぜひ、仏さまの教えを受けさせてくれ」「おれもだ。おれも」 と、仏さまの教えを受ける事にしたのです。

それを知った仏さまは、文殊のことを大いに褒めて、 「よくやりましたね。人を導くのは、とても難しい事です。ただ人に考えを押しつけるのではなく、その人の考えを理解し、その人とうち解ける事が大切なのです。お前はその事に、よく気がつきました。お前のおかげで、悪い国の人たちも救われるでしょう」と、うれしそうに言いました。

この時から、優れた考えや知恵の事を『文殊の智慧』と言う様になったそうです。

物事を教えたり議論したりするとき、私達はどうしても自分自身の持ってる知識や経験で物事を判断したり、喋ったりしてしまいがちですが、その人その人が歩んできた人生や考え、環境に寄り添い、理解しながら接するということはとても大切なことですね。

さてさて、お彼岸の期間、一週間「六波羅蜜」を実践されて心がけられるだけでも皆様に仏様の「智慧」が備わり、豊かな生活がおくれるようになるかもしれません。是非実践されてみてください。

まぁ・・・・一番簡単で良いのは!!お寺の法要に参加されることですよ!!

一緒にお参りされて、法話を聴いて、心安らかに仏道修行にもなります!是非すすんでお寺の法要にご参加ください!!当山は3月21日(土) 11:00からです!!

昨日、当山で「死の体験旅行」の講義が行われました。

「死の体験旅行」とはホスピスなどで死に関わる仕事を持つ方に死にゆく人の気持ちを少しでも共感し、理解してもらおうとアメリカの牧師によって作成されたプログラムです。このプログラムは自分が病にかかり、病気が進行し、やがていのちを終えていく物語です。命の終わりを追体験していくことによって「生きる」ということとどう向き合っていくのか?を感じることができます。

久留米大学文学部社会福祉学科准教授の片岡靖子先生にご講義いただきました

DSCN0186

自分にとって大切なものを書き出し一つずつ別れて行き、最後には一体何が残るのか?考えて考えて悩んでいくと「何のために今を生きているのか?」「命が尽きる時、一体自分は何を想うのだろうか?」命と向き合う貴重な体験をさせていただきました。

今回は浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、一般の方を交えての勉強会で、懇親会では先生を交えての他宗同士の交流会で盛り上がり、楽しい時間を過ごすことができました!!

いや、ほんと楽しかったですよ

私も社会福祉の大学出なので母校の先生の事もよくご存じで、しかもご実家が妻と同じ大阪の豊中でして・・・。これもありがたいご縁だなぁ・・・としみじみと感じました

私たち僧侶の本分はもちろん仏教の教えを説くこと、仏教の教え、宗祖の教えによって人を導くことです。

しかし、その過程にはもっと大切なことがあると思うのです。

 「人に寄り添う」 ということです。

悲しいことがあれば、一緒に泣いて、幸せなことがあれば一緒に喜び、楽しいことがあれば一緒に笑いながら、お寺に来られる方々、お参りに伺う方々と一緒に寄り添って生きていく。

それは、お亡くなりになられた方々にも同じことだと思います。その命を悼みながら寄り添ってお参りをする。

だからこそ、共感する。というのがとても大切なことだと思います。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。また、宗派の垣根を越えての勉強会開催できたらいいなぁと思います。

 

夜の顔!!

| ちょっとしたお話 |

妙国寺には夜の顔があります・・・

普段はお昼に利用される方が多いので、あまり知られてませんが・・・・

せっかくなのでご紹介します。

DSCN0164

DSCN0170

7時近くになると表門の看板がライトアップされます。

9時過ぎくらいまでですが・・・。

表の静かな通りで一生懸命宣伝してくれています

DSCN0171DSCN0168

まるでフレンチレストランかカフェか!!と見間違えてしまいそうですが・・・(笑)

前を通られると「お、お寺!?」と思われる方もいらっしゃるでしょう!!

それが狙いです・・・!!

いやいや、この通りはどんどん家が無くなっていき、ほんと真っ暗だったんです。

安全のためにも明かりが欲しいなとは思っていました。

お隣に保育園もできますので、明るくして正解だったかな~と思います。

DSCN0167

普段はなかなか時間が作れない方のために 安産祈願などの祈願やお祓いも7時くらいまででしたらお受けいたしております!

お気軽にご相談ください!!

きっかけ

| ちょっとしたお話 |

「何故お寺で保育園もやっていないのに保育士になったんですか?」

とよく聞かれることがあります。確かに、お寺は保育園、幼稚園を経営しているわけでもなく、保育の専門の大学に通っていたわけでもありません。

お坊さんの大学に行く前に通っていた大学は社会福祉の大学でしたが保育士の免許を取得することはできませんでした

保育士になろうと思ったきっかけはボランティア活動にあります。

DSC_0011

大阪の柏原市の児童福祉課「子育て支援施設」が第一子を育児中のお母さん方を集めて週に一回2時間ほど計13回のプログラムで地域の保育園で働いていらっしゃる保育士の先生が中心になって一緒に遊んだり、グループワークをしたり、子育て相談にのったり、親子遊びを教えてあげたりする「らっこワールド」が開催されていました。

学生時代になかなか自分の道が見定まって無かった頃、先輩にボランティアに誘われて通い始めたのが始まりでした

最初は緊張していたお母さんや子ども達も教室が終わるころにはすっかり先生に打ち解けて、お母さん同士で友達になられたり「ここに来てよかった~」と色んな事を相談されておられました

2時間ほどのプログラムが終わったら必ず保育士さん達で集まり、先週に比べてお母さんの様子は?子どもの様子は?どうだったか?一家族ごとに丁寧にミーティングをされておられました。

そんな保育士の先生方を見て、「あぁ!こんな人になりたい!!こんな活動をしたい!」と思ったのがきっかけでした

この時の「らっこワールド」のしおりは15年近くなりますが、今でも持っています。

そして東京で保育士になり現場で数年間働き、お寺へと帰り夫婦で私達なりに子育て支援の一環として「寺活」を行っております。

テレビでコメンテーターの方がこれだけ情報や社会が発達した環境の中で人間が閉鎖された空間で一人の人間と長時間関係性を持つことはかなり負担である。とおっしゃっていました。確かに子育ても言わば一対一の人間同士の付き合いですね。

だからこそ、一時預かりの託児などを利用されてリフレッシュされることはとても大事なことです。

今は子育て支援施設も市や志を持たれた方々が様々なところで開設されていらっしゃいます。子育て中のお母さん達には是非利用していただきたいと思います。

そして!!

10995836_954372747920180_4855718845825377909_n

育児中でもお母さん方の趣味や特技が少しでも生かしていただけたらと思い、去年に続き今年も5月17日(日)「OTELIKE2~おてらいく?」というお祭りをします

人形劇や小動物ふれあいコーナー、ワークショップやハンドメイド、美味しい飲食店、親子で楽しめるゲームなどなど・・・。

このお祭りでは、育児中のお母さん方がご自身で作られたハンドメイドの様々な雑貨を販売されるブースがあります!今年は子育て中のお母さん方のハワイアンフラ・タヒチアンダンスグループ「プアマリエ」さんも出演されます。お母さん方が生き生きとされているならばその心は必ずお子さんにも家族の皆様にも伝わっていきます。妙国寺はお母さん方を全力で応援します!!

輝いているお母さん方、是非見にいらしてくださいね!!

お檀家さんから「これ面白いですよ!」

と貸していただいた本です。

DSCN0098

ようやく先日読了致しました。

一時は時代を担っていた炭鉱の町荒尾・大牟田が舞台になっております。

昭和~平成にかけての人や街の移り変わり、発生した事件、今でもあるお店の名前など小説の中でたくさん出てきます。

読んでいくと「こんな事が自分の街にあったのか!」とびっくりします。

お経に行くときに炭鉱で働いていらっしゃった方々や昭和38年の炭鉱爆発事故でご遺族になられた方々に話では聴いていたものの、改めて詳しく知ると感慨深いものがあります。

この大牟田・荒尾の街 炭鉱の歴史は連続ドラマにでもできそうなお話なんですが・・・。

そういえば僕が小学校くらいのころまではたくさん炭鉱社宅があって銭湯があって、閉山とともにたくさんの友達が引っ越しをしていった記憶があります。どんどん炭鉱社宅も壊されて道路になったり、お店になったり・・・・。

この小説の主人公の方は大牟田署の方で、実際におられた方がモデルになっているそうです!もう退職されて大牟田署に勤めていらした方からお聞きしました!!小説を書いた方も大牟田出身の方です!

まだお読みになっておられない方、若い方に是非読んでいただきたいです、自分が知らなかったこの街の歴史を一つのお話として知ることができます!是非ご一読ください!

 

 

2月の寺活の託児の様子です。

お母さんたちが色んな活動を楽しんでいらっしゃる間、お子様たちを別室にてお預かりしております。

2月1日は 節分の「お面」をつくりました!

007

005

「鬼は~そと、福は~うち!」豆まきをしました!

先日はおひなさま制作、砂遊び、お子様たちも楽しい時間を過ごしています!

H27 2.14 059

H27 2.14 052

藤本先生のエコクラフト教室がしばらくの間先生のお引っ越しの為お休みになります。

藤本先生たくさんの楽しい時間をありがとうございました!こちらに戻ってこられる来年くらいに再開になります。

H27 2.14 056

それまでは、お母さん方での「エコクラフト会」が開催されます。

興味のある方は是非ご参加ください!!