当山では「鬼子母神(きしもじん)」さまをお祀りしております。
もっと親しみやすく皆さんに「鬼子母神」さまを知っていただくために何か良いアイデアはないかと考えておりまして
ついに!!
当寺 オリジナルのハンコ が 「消しゴムハンコ いろえんぴつ」さんによりデザイン、制作していただきました。
ここで、鬼子母神についてちょっとご紹介いたします。
「鬼子母」とは元々はインドの邪神でした。
インドの王舎城という町に来ては幼児を奪い取って食い殺していました。
人々が困り果ててお釈迦さまに救いを求めたところ、お釈迦様は彼女の一万もいる子どもの中で一番可愛がっている末の子供をさらって隠してしまったのです。
鬼子母は七日間、世界中我が子を探し求めましたが見つからず、ついにお釈迦様の元へ来て子供の行方を尋ねました。
お釈迦様は、「お前はたくさん子供がいるのに、ただ一人失っただけで悲しみ苦悩しているではないか、世間の人々が持つ子供は一人、あるいは三人五人であるのに、しかもお前はその子供を殺したではないか」とその悪行を厳しく諌めました。
鬼子母はやっと自らの悪事の罪を悟り、我が子が戻れば二度と人の子は殺さないと悔いたのです。そして我が子が戻った鬼子母はお釈迦様の弟子になり、仏の教えを守り生涯人の命を奪わないことを誓い、幼児を守る善神となり「鬼子母神さま」となられました。
古くインドから鬼子母神さまは子授け・安産・子育ての神として盛んに祀られてきたのです。
子どもにとっての神様であり、母親にとっての神様でもあるんですね。
それに、だれしもが誰かの子どもとしてこの世に生を授かりますから、すべての人にとっての護り神さまであるわけです。
当山の鬼子母神像は開基上人が明治の頃より祀られ、お参りに来られた方々の様々な祈願を成就して参りました。
どうぞお気軽に「鬼子母神さま」にお参りください。
スタンプもお詣りされた方に押していただけるようにする予定です!!
なお、当山では鬼子母神さまにその身を預けて護っていただく「鬼子母神講」をやっております。
月会費500円にて鬼子母神さまの前に木札に名前を書き、写真を貼って毎日身体健全を祈願しております。
なお、会員になられた方は「毎月8日 11:00~ 月例鬼子母神祭」にて日蓮宗の修法師4名によります祈祷会、法話、昼食つきに参加できます。祈祷料は月会費の500円のみです。
祈祷ですので、来られる方の宗旨や宗派は問うていません。さまざまな方が来られます。
どうぞ毎月8日 11:00~ 鬼子母神祭 お詣りにきてみられませんか?