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蝉の声

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夏になりました、空も青々とし、遠くで聞こえてきたセミの声も徐々にその数を増しています

 しきりに大きな声をあげて夏の到来を告げる蝉ですが、

 その一生は、卵からふ化した後種類によって違うようですが、7年間ほど土の中で暮らし、ようやく明るい外の世界へ出て羽ばたきますが、その期間は短く1~2週間しか生きることができないそうです。

 どうしても、私たちは成虫になってからの1~2週間しか目につかないので蝉といえば寿命が短く可哀想に思ってしまいますが、地中の中の期間も入れると昆虫の中でもその寿命は相当長い方だとのこと。

 子どもの頃はセミの幼虫のあの独特のスタイルがものすごくカッコよく思えてしきりに抜け殻収集に精をだしていました。

そして、動いている 幼虫を見つけたときはかなり興奮したものです!虫かごに木の枝や葉をたくさん集めて、羽化する様子を観察していました!

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「やがて死ぬ景色は見えず蝉の声」

                         元禄3年に詠まれた松尾芭蕉の俳句です。

 地上に現れてから、短い命であるセミであるが、この勢いのある声を聞いていると、とてもそんなはかなさは伝わってこない。それが無常というものであろう。

 蝉は自分自身がはかない命だと知っているからこそ精一杯なくのでしょうか?

それとも、そんなすぐに終わる命だとは思ってないからこそ精一杯なけるのでしょうか?

 いったいどっちなんでしょうね?

 生きているものには平等に訪れる命の終わり

自分自身の命に置き換えると考えてしまいますね。

 日蓮大聖人は、「妙法尼御前御返事」というお手紙の中で

「人の寿命は無常である、出る息は入る息を待つことはない。風の前の露すら、なお譬えにならぬほどはかない。賢き人も愚かな人も、老いた者も、若き者も、定めがたいのが世の習いである。だから、まず臨終のことを習ってから他のことを習うべきなのである」

 と仰っておられます。

 精一杯生きるためにも、一日一日を大切に生きるためにも、命を大切にするためにも、私たちはまず、「命は、はかないものである」このことから学ぶべきなのではないでしょうか?

先日、hand made soap copolattoさんによります「生薬の化粧水つくり教室」が開催されました。

アンチエイジングの化粧水や、子ども用のあせも用のローションや虫よけスプレーなどなど、

今回は託児なしのイベントでしたので、お子さんも一緒です。

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和気あいあいと楽しそうな雰囲気でした。詳しくは・・・。

http://ameblo.jp/copolatto/entry-11574001116.html

余談ですが、hand made soap copolatto さんのcopolatto というお名前、「こっぽら~っと」という言葉でして、私たち荒尾の人間にしてみれば日常の会話にでてくる言葉で「ゆっくり」とか「のんびり」とか言う意味があります。

大阪と東京でしか過ごしたことがない妻がこないだ初めて意味を知って驚愕していました(笑)

「ぎゃん」(意味:とても) や 「あとぜきをしてください」(意味:扉をきちんとしめて出ていってね)

などなど、特殊な方言は色々あります

そういう自分も大阪で暮らし始めた時にバイトで「これ、ほっといて~」の意味がわからず、右往左往した覚えがあります・・・。

あと、「牛しばきにいこか」(意味:吉野家にいこうか)と友達に言われ、言葉のままの姿を想像してしまい、「何を言っているんだこの人は?」ときょとんとしてしまった覚えもあります・・・。

熊本で18年過ごし、大阪で4年過ごし、東京で5年過ごし、帰ってきた当初はごっちゃごっちゃの言葉使いでしたが、今ではすっかり荒尾弁です

 

本日、FLorist Keri (大牟田市筑紫町) 沖 慶子 先生をお迎えして「お寺でフラワーアレンジメント教室」が行われました

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子どもたちは、もうすぐ七夕ということもあり、お母さん方のフラワーアレンジメントの時間に七夕飾りの制作などをして楽しく過ごしました

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今日来られていたお子さんに「どっかで見たことがある・・・」と言われ、よくよく話を聞いてみると、先日荒尾市の仏教会主催の「よいこのはなまつり」に参加してくれていたとのこと、最近も娘を幼稚園に連れていくとき、「よいこのはなまつり」に来てくれていた年長のお兄さんたちが「あ~、あのお坊さんだ!!」「マジックやって!、魔法やって!」と駆け寄ってきてくれます。毎年のことですが、こんなふうに覚えてもらえるととても嬉しいかぎりです!

さて、来月のお寺でフラワーアレンジメント教室は、

フラワーアレンジメント教室   in 妙國寺

日時:平成25年 7月23日 火曜日 13:00~(2時間程度)

場所:妙國寺 (荒尾市万田239)

費用:3500円 (花代込み) お茶・お菓子つき

                       「FLorist KeRi 」 (大牟田市筑紫町3-1 )

                      沖 慶子 先生

*お花の発注の関係上、お申し込みやキャンセルは一週間までにお願いします。

HPのお問い合わせからのお申し込みでもかまいません、お気軽にご参加ください

本日、hand made soap copolatto さんによります石けん教室が行われました!

本日は「あずきとココナッツミルク」の石けんです!

 

そっと覗いてみると、何やらたくさん良い香りのするものがあり・・・

 いろいろとご説明いただきました!う~ん、石けんも突き詰めていくと深いですね~

 

 女性同士で楽しく和気あいあいと行われておりました!

お寺中が良い香りに包まれて、よい感じです

 

参加された方々も非常に楽しんでおられ、またぜひ参加したいとのことでした!

また企画いたしますので、どうぞお気軽にご参加くださいね

 

お寺といって身構えることはありませんので・・・(笑)

逆に、「おぉ、お寺にいるぞ!」という非日常を楽しまれてください

プロ意識

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先日、娘の誕生日大分県にあるサンリオキャラクターパーク「ハーモニーランド」へ行ってきました!

ご存知ない方のために・・・キティちゃんのキャラクターがたくさんいるところです!!

車で3時間近くかかる距離で、行くのも帰るのも大変な距離で・・・

結構な山の中・・・

しかもあいにくの雨・・・

屋外施設なので、ショーもパレードも乗り物も中止になるからあまり楽しめないだろうな・・・。

とがっかり半分で残念に思っていたところ・・・

「ショーは雨で残念ながら中止ですが、せっかく来てくれたみなさんのためにキャラクターたちがみんなのところへ遊びにいきま~す!」

のアナウンス!!!

なんと!?傘をさしながら、キャラクターたちがやってきてくれました!!

いやはや、こんなにキャラクターと触れ合って写真を撮ることなんて初めてです!!おそらくこの先もないでしょう(笑)

雨の日でも充分楽しめました!いや、雨降ってた方が良かったのだろうか?と思わせるほど、子供たちも大喜び!

雨も昼すぎからは上がって乗り物も乗れました

「人を楽しませる!!」

ハーモニーランドの方々のプロ意識にすごく心打たれた一日でした

ほんと、ありがとうございました!!

さすが、この立地条件で、20年以上も営業されてらっしゃいます!!

お寺も「人」がいらっしゃってこそ成り立つ所です。

こられた方々に何を感じて得ていただくのか、一期一会を大切にしなくては・・・。

見習わなければなりませんですね・・・

 

 

 

数年前からご自宅の横に工房を作って営業されてる小さなケーキ屋「mogu-mogu」さん。

ご近所さんということもあって、当初興味津々でお店のドアを開くと・・・・

素敵な女性がお一人で営業されていらっしゃいました!!

普通のケーキはもちろんのこと、アレルギーを持っているお子さんのために、どう美味しいケーキを作っていくか?こだわりと情熱をもって一つ一つ手作りのオーダーメードで取り組んでいらっしゃる、凄い方です!

うちの子どもたちもアレルギーを持っていたので、こんなに丁寧にアレルギー対応してくださるケーキ屋さんがいるのかと感激しました

そのお人柄とケーキに魅了され、何かしらあると「mogu-mogu」さんにてケーキをお願いしています。

今回は娘の4歳の誕生日に誕生日ケーキをお願いしました!

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幼稚園から娘が帰ってくるのが楽しみです!

小さなケーキ屋さん「mogu-mogu」は

             http://0968806050.blog.fc2.com/ です!

一度訪れると、ケーキはもちろんのこと、「mogu-mogu」さんのお人柄に魅了されること間違いなしです

私は実は目が悪く、小学生の頃からメガネ、中学生からずっとコンタクトを使用しています。つい、先日左目がコンタクトをしていても見えづらく、なんだか焦点が合わず・・・

 

最近、一つ上の先輩が「左目が原因不明で見えづらくなった・・・何件か病院に行ったら網膜に異常が見つかった、疲れや老化でなるらしい・・・」と言われていたのを思い出し、「ついに自分にも来てしまったのか・・もう、俺やばいかもしれん」と妻に言い残し、取るものもとりあえず急いで眼科に向かいました。

 

視力を測定する機械の前に座り機械を覗き込みます・・・。

 

「あれ?これ全然、レンズが合ってない!これじゃあ見えないのも当然ですよ!大丈夫ですか?え?なんでだろう・・・・」

 

と心配そうな看護婦さん、

 

「えぇ・・・なんとか右目は平気ですから・・」

 

どうしよう・・・どうしよう・・・

 

「ちょっと、右のレンズをかしてもらえますか?」

 

「はい・・・」

 

何かの機械にレンズをいれ、過去の問診票を見て一言・・・・

 

「これ、右と左、逆につけてらっしゃいますね・・・」

 

「え?いやいやそんな馬鹿な・・・」

 

「どうぞ、つけてみてください」

 

「え?えー?」

 

もうコンタクト使用歴は15年くらい経つはずなのに・・・目、異常、病気、やばい、という連鎖によってなしくずしに眼科に特攻してしまった33歳の私。もう充分すぎるほどの大人なのに・・・。

 

「今日は、料金は結構ですよ~」

 

と笑顔で看護婦さんに見送られ、ただただ

 

「スイマセン、すいません」と頭を下げて退場しました・・。

 

これはとんだ笑い話ですが、思い込みの力というものは案外バカにできないものです。人間「こうだ!!」と思い込んでしまうとなかなかそこから抜け出すことができないものです。ちょっと視点を変えて、「こんな見方もあるんだよ~と」示してもらえば簡単に解決できるのにです・・・。

 

人は何故悩み、苦しむのか、どうすれば苦しみと向き合うことができるのか?それまでになかった「ものの見方」で人を救う手段をお説きになられたのがお釈迦様です。お釈迦さまは、苦しみをどう向き合って越えていけばよいのか?人の最大の苦しみである「死」というテーマに「求めるべきは死なないことではなく、死を越えていくことなのだよ」と教えていらっしゃいます。

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今年一月亡くなられたおばあさんが以前、こんなことを仰っていました。

 

「お上人さん、私は死ぬのはいっちょん(全然)怖くなかですよ。だって、向こうの世界はとってもよかとこなんでしょうね~」

「え、なんでですか?」

「だって・・・、誰も帰ってきとらんじゃなかですか」

 

お亡くなりになられるとき、静かに眠るように息を引き取られたそうです。早くに旦那さんに先立たれ、昭和の激動の時代、働きながら女手一つでお子さん方を立派に育てられ、一生懸命自分の人生を全うし天命を迎えられました。

命がいつかは終わってしまうということは、いずれは誰でも向き合わなければならない問題です、さて、みなさんはこの問題とどう向き合いますか?

毎月、お宅へお参りへ伺う、とある一軒に昭和8年生まれのおじいさんがいらっしゃいました。

 

この方は車を持っていらっしゃらなかったのでいつもどこに行くにも自転車でした。お子さんたちは遠方に住んでいらっしゃいました。入院されている奥さんに面会するため、毎日自転車に乗って、「昼には妻が待っておりますけん・・・」と病院に通われていました。

 

奥さんの体は徐々に悪くなっていました、「どがんしようもなかばってん、それでも待っとるけん行ってやらんとですな~」と雨の日も晴れの日も自転車で通われていました。

 

その後、残念ながら奥さんはお亡くなりになられ、心の支えが失われたのがショックだったのでしょう。おじいさんも随分と落ち込んでいらっしゃいました。

 

その年のお盆のことです。炎天下の中80歳間近のその体でよろよろしながらも、車で15~20分くらいかかる道のりを自転車でお寺の墓地へ奥さんのお墓まいりにいらしていました。

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額に汗をたくさんかきながら一生懸命お墓を磨いて、お花と供物をあげ手を合わせていらっしゃった姿が目に焼きついています。

 

「ちゃんと来てやらないと、妻がさびしがりますけん」

 

日蓮大聖人は持妙尼御前御返事というお手紙の中で「親子の別れ、主従の別れ、別れというものは、いつでもだれでも辛い、その中でも夫婦の別れほど切なく辛いものはない、しかし、一度通いあわせた想いというものはいつも離れることはないのだよ、だからこそしっかりお参りしなさいね」と語りかけておられます。

 

つい先日そのおじいさんも旅立たれました。数えで84年の生涯を終えられました。仏教では母親の胎内に生命を授かってからの年で数える数え年の年齢でみます。

 

奥さんと再開できることを心待ちにしながら、お子さんやお孫さん方に「たくさんの良い思い出をありがとう」とそんなことをおっしゃりながら四十九日の長い旅路に就かれたことでしょう。

 

無事に愛する奥様のもとへ、御先祖さまやお釈迦様がおられる霊山浄土の世界へとたどり着くことができますように、心からお祈りいたします。

5月19日(日)フラワーアレンジメント教室がありました

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今月のアレンジは、このような感じです。皆さん夢中になって笑顔で参加されていらっしゃいました。

子ども達も別室でマラカス制作をしたり、そのマラカスで音楽遊びやお絵かきなどして遊びました

来月のお寺でフラワーアレンジメントは6月25日(火) 13:00~15:00です。参加費は、お花代、お茶、お菓子込で3500円になります。

どうぞ、皆さんで楽しい時間をお過ごしください!!詳しくは当山までお電話ください。

*お花の発注がありますのでお申し込みは18日までにお願いします、なお当日キャンセルは全額負担になりますのでご注意ください!!

 

昨日、荒尾仏教会主催での「よいこの花まつり」が行われました。

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市内の幼稚園の子どもたちや保護者の方々に参加していただいて、甘茶をかけてお参りをしたり、「はなまつり」の歌を歌ったりお話を聞いたり、お釈迦様の誕生日を一緒にお祝いしました

私も、微力ながら子どもたちに手品やギターを弾いて一緒に歌ったり、遊んだりして協力させていただいております。

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たくさんの子どもたちの元気な声と笑顔にパワーをもらった一日でした