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お寺でフラワーアレンジメントin 妙国寺

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11月「お寺でフラワーアレンジメント教室in  妙國寺」が先日行われました。

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今回のアレンジは「クリスマス」ですね

ゆっくりと12月の明かりが灯り始め・・・。という歌が聞こえてきそうな季節になりましたね。

毎年思いますが、この季節はイルミネーションやらオブジェやらプレゼント、ケーキなどなど、宗教が日常に楽しく溶け込んでいて羨ましい限りです。

一方、4月8日は「お釈迦様の誕生日」なのですが、なかなか知っておられる方は少なく・・。頑張って盛り上げていかねば!と思っております。

さて、フラワーアレンジ教室の様子です

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 今回は二日間に別れて行われました。お預かりの子どもたちは別室で、クリスマス制作をしました!

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次回は12月22日(日)13:00~ です。参加費は3500円、

初心者の方も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

 

夫婦のおはなし

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今から二年前のお話です。突然一件のお葬式の依頼が舞い込んできました。喪主は八十歳のおばあちゃん、亡くなられた方はご主人で七十九歳のおじいちゃん。親戚の方も少なく、お子さんがおられなかったこともあり、ごくごく近い方たちのみのお葬儀でした。

 四十九日も終わり、お仏壇を購入されて毎月お経にご自宅に伺うようになるとポツリポツリ色んなことをお話くださいました。

 「お上人さん、実はね~。私たちは、若い頃両親に反対されて駆け落ち同然に結婚したんですよ。私が水商売していましたから・・・。そんな女と結婚するなんて主人の両親は許さなかったんです、時代が時代でしたから・・・。

ほんと、幸せでした。結婚してすぐに妊娠して、私のこれまでの不幸な人生が一変しました。だけどね~。これからって時に私が2階の階段から足を踏み外してお腹の子供を流産してしまって、術後の経過が悪くてもう二度と子供ができない身体になってしまいました・・・

 なんでこんな体に・・。我が身の不幸を恨みました。だけど、主人はそんな私にそれまで以上に深い愛情を捧げてくれました。苦しい時も楽しい時も二人で手を取り合って生きてきました。

 お正月になると、神棚に上がったお酒をおろして、毎年『一年頑張ったね、これからも二人で頑張っていこうね、今年もよろしく』と乾杯して新年を祝うのが恒例の行事でした。年が一年、また一年過ぎていき、いつの間にか若かった私たちも中年になり、そしていつの間にか髪の毛が白くなり、シワが増えて、体のあちこち、痛いね~、なんて笑い合って・・・。死ぬときも片方が残るのは嫌だから、どっちが先に行くかで言い合いになったり・・。

 ずっと、そんな素敵な日常が続いていくものだって思っていたんです。

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 主人が突然病気になってしまって、もう余命もいくばくもないことを宣告されました、しばらくは入院していたのですが、結局最後は自宅で一緒に過ごすことにしたんです

 「しっかりしてよ。私が一人になってしまうやろ」

「そうたいね~、お前を一人にするわけにはいかんね~」

 症状がだんだんひどくなっていくと、私はつい弱気になって。

 「子供がいればね~」いつも口癖のようにいう私に、「おってもおらんでも一緒たい、お前がおればそれでよか」そんな話の繰り返しでした・・

 「うちは代々南無妙法蓮華経だったから、俺も南無妙法蓮華経で見送ってくれ」

 そう言って、最後の日、また会おうね、寂しくないから。待っていてね。お互いに「南無妙法蓮華経」と言いながら手を取り合って別れました。

 今は一人ですけど、このお仏壇があるから、こうやって毎月お参りにきてもらえるからこそ、お上人と一緒にお題目をお唱えすると、主人のことをいつも傍にかんじることができます。

 これからも、私がしっかりみてあげないといけないと思ってるんです。

 主人が寂しくないように・・。」

 お墓をお持ちではなかったので、当山の永代供養の場所に安置をしました。

 「私はいずれ主人のとなりにお願いします」

 区切られたスペースの中にきちんと夫婦ならんでの場所がとってあります。

 日蓮大聖人が夫に先立たれた持妙尼という檀信徒へご主人の命日にこんなお手紙を出されました。

 『昔から今にいたるまで、親子の別れといい、主従の別れといい、どちらの方が辛いということなく、いずれも苦痛なものなのですが、しかし、それらにもまして、たとえようもなく苦しいのは夫婦の別れです。

 いつか霊山浄土で再開できることを願い、法華経の題目をお唱えになってご供養なさいますように。』

 若いつもりでいる私たちも一日一日確実に年をとっていきます。

そして必ず今生での別れを告げるときがきます。

年をとって振り返った時に、こんな素敵な夫婦になれればいいなぁ・・・・そう思います。

本当の幸いとは?

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立冬もすぎました。本格的に寒くなってきそうな気配が朝晩続いています。毎年徐々に秋が短くなり、急に冬がやってくるような感じがします。

さて、冬になりますと、空気が乾燥していることもあって夜の空は大変美しく星が輝きます。

 

美しく輝く夜空を見ていると、宮沢賢治の作品、「銀河鉄道の夜」を思い浮かべられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

主人公のジョバンニと親友のカムパネルラという二人の少年が銀河鉄道に乗って旅をするお話です。二人は銀河鉄道が北十字星から始まりどんどん南下していく旅の道中様々な人と出会います。その中のひとつのシーンで出会った家庭教師の青年と二人の子供達。

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家庭教師の青年が、氷山にぶつかって沈みゆく船で自分が受け持つ二人の子供達を救おうとしますが、ボートに乗せる途中、助けを待っているたくさんの子供たちを見て、他の子供たちを押しのけてこの子達を救うのが正しいことなのか?このまま神の前に行くほうが本当に彼らにとって幸福なことなのではないだろうか?それとも罪は自分がすべてかぶってこの子供たちを助けるべきか?葛藤します。

そして、結局は他の人たちを助けるために犠牲なってしまったこの青年と二人の子供達。

青年は燈台守りに

 

「何が幸せかわからないのです。本当にどんな辛いことでもそれが正しい道を進む中でのできごとなら、峠の上りも下りもみんな本当の幸福に近づく一足ずつですから。」

 

と慰められてこう答えます。

 

「ああ、そうです。ただ一番の幸いに至るために色々の悲しみもみんなおぼしめしです。」

 

また、あるとき会話の中でサソリの星座のお話が出てきます。

小さな虫を殺して食べていたサソリがある日、イタチに食べられそうになり逃げているとき井戸に落ち死ぬ瞬間、

 

「ああ、私は今までいくつもの命をとったかわからない。そしてその私が今度イタチにとられようとした時はあんなに一生懸命逃げた。それでもとうとうこんなになってしまった。・・・・・どうか神さま。私の心をご覧ください。こんなにむなしく命を捨てず、どうかこの次にはまことの皆の幸せのために私の体をおつかいください・・・」

 

と願い、その体は真っ赤な美しい火になって星座なった。

という話を聞き、二人は

 

「本当に皆の幸せのためなら僕の体なんて百ぺんやいてもかまわない」

 

しかし、このあと少年たちの間でこんな会話が出てきます

 

「けれども本当の幸いは一体何だろう・・・」

 

宮沢賢治は実は大変熱心な法華経信者でした。自分のことはさておいても誰かの幸せのために我が身を捧げるという行為は「菩薩行」と呼ばれ、法華経の教えの中でも重要なテーマなのです。

「本当の幸い」とは一体何でしょうか?

仏教では、本当の幸いを得るためには目先の利益を追い求めることではない。欲望は叶えば必ずまた新しい欲望を生み出してしまう。だからこそ、目先の欲望は一旦置いておき、本当の自分の内面の充実に目をむけることです。

そのためには、「雨ニモ負ケズ」の中でうたったように、自分というものを勘定に入れずにあらゆる人々を共に幸福に導く菩薩行を実践しなさいと教えてあるのです。

 

宮沢賢治は著述の中でこんな言葉を残しています。

 

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」

 

「本当の幸い」とは一体何か?たまには夜空を見上げながら宮沢賢治の心に触れ、自分自身に問いかけてみるのもいいかもしれませんね。

宗祖日蓮大聖人お会式法要・津軽三味線コンサート

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11月8日 宗祖日蓮大聖人お会式法要・鬼子母尊神月例祭がありました。ご参拝くださった皆様誠にご苦労さまでございました

 法要後、荒尾、大牟田などでご活躍中の「井上輝義さんご夫妻・宮原三千人さん」の御三方によります津軽三味線のコンサートがありました。

初めて津軽三味線の音色を生で聴きましたが、すごい迫力です

お寺の雰囲気に自然に調和され、皆さん大満足の時間を過ごされました。

「和」の音というのはやっぱり良いものですね!!ありがとうございました!!

 

10月のいろいろ

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早いもので、あっという間に10月も終わってしまいますね。

今月は公私ともに忙殺されてしまった月でした

「あれをしなくては!これをしなくては!」

と思いながらも「時間がない」の言い訳でなかなか実行できず・・・。

できる人というのは「時間がない!」の言い訳はしない、時間をうまく使うのである。

というお話を聞いたことがあります。

時間を有効に使う。

心がけていきたいものです。

明日からは11月「霜月」です。

朝、霜が降りるような気候になるから霜月だそうです、徐々に本格的に寒さがやってきますね。

特に来月の7日~8日は二十四節気の一つ「立冬」です。

冬が始まります。今年は暑かったから冬は寒そうな気がします・・・

さて、「お寺で○○○ in 妙国寺」という文化教室的なイベントを毎回講師の先生をお呼びして行っております。

DSCF3607DSCF3610只今、フラワーアレンジメント教室 エコクラフト教室 スクラップブッキング教室 パステル和アート教室 手作りせっけん教室 などなど お寺の本堂を開放して定期的で行っているイベントもあれば不定期で行っているイベントもあったりと、毎回来られる方々に楽しい時間を過ごしていただき、私たち夫婦は託児のお子様方と一緒に楽しい時間を過ごしています

ご興味があられる方は、その都度ホームページ上に情報をアップしてまいりますのでお気軽にお問い合わせください

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せっかくなので、託児のお子様方にも特別な時間にしてもらおうと、保育士の経験をフルに活用させていただいております

11月8日 お会式法要 月例鬼子母神祭

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来月11月8日 11時より当山妙国寺におきまして宗祖日蓮大聖人お会式法要を執り行います。

弘安5年(1282)10月13日、日蓮大聖人は東京都池上の地でその61年のご生涯を閉じられました。

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お亡くなりになられた際、お弟子のお一人である日昭上人が御入滅を知らせる鐘を打ち鳴らすと大地が鳴動し、日蓮大聖人がお亡くなりになられた場所である池上邸の桜の木が一斉に花を咲かせたと伝えられています

日蓮大聖人は鎌倉時代に大変な苦難のなか、法華経信仰とお題目を私たちに示してくださいました。

今私たちがこのようにして、お寺に集まって楽しくすごしたり、色んな苦しみを分かち合ったり、救われたり、亡くなった方々を偲んで手を合わせ、その方々を身近に感じることができるのも日蓮大聖人がその身をもって教えを私たちに示してくださったからなのです。

私たちはその厚恩に感謝申し上げねばなりません。

当日、月例鬼子母神祭も合わせて執り行います。お誘いあわせの上お詣りください。

ご自宅のお仏壇のお祖師様像の綿帽子、お会式桜、紅白饅頭を差し上げます。

十一月八日 十一時十五分~

法要・祈祷・おとき

)(なお、法要、祈祷終了後 荒尾、大牟田などでご活躍中の「井上輝義さんご夫妻、 

宮原三千人さん」 によります「津軽三味線」

のコンサートがございます。どうぞお楽しみください。

 

エコクラフト教室 in 妙國寺 クラフト完成!!&託児の様子

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本日、第四回目のエコクラフト教室がありました。

「完成です。」

すごい・・・。カバンが自分で作れるなんて、しかも手編みで。しかもエコな材料で!!

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託児の子どもたちも今日は、エコ!再利用でいこう!とヤクルトの空きボトルを使用して手作りおもちゃ制作をしました

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ボールを投げて、倒して遊びます!

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お母様達は次回からまた違う制作に入られるそうです!

今度は何ができるか楽しみです!!

リッツのおやつ作り エコクラフト教室にて!

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本日はエコクラフト教室第三回目、お母様方のクラフトも徐々に出来上がってきています

初めて託児で来られたお子さん方も徐々に慣れてきてくださって、お母さんと泣かずにバイバイして遊べるようになりました。

今日は7人のお子さん達、「キッチン保育!!」とまでは行きませんが・・・

おやつを自分たちで作りました!

市販のリッツに、ハムやチーズを星やウサギやお花の型でくりぬいてのせます

くり抜きながら、じっと、ハムやチーズ見つめて・・・・・・

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思わずパクっと・・・・(笑)。

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お母さん達にも頑張ってみんなでつくりました

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もうすぐ完成ですね!お母さんたち頑張って!!

エコクラフト教室 in 妙国寺

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「エコクラフト」ってご存知ですか

牛乳パックなどからつくられた再生紙で紙ひもや紙バンドがつくられ、それを利用してバックやかごをつくる手芸だそうです。

こんな風に再生紙が利用できるなんて初めて知りました

本日は第一回目、生徒さん方のスピードに合わせながら少しずつ完成されるそうです。

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託児のお子さんはうちの子供も合わせて6人、お母さん達がエコクラフトに熱中されている中、楽しく遊んびました。今日のメインの活動として「マーブリング」をしました!水にマーブリングインクを流し、水の動きによってできた模様を紙にうつしました

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東京オリンピック・パラリンピック

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2020年、東京でオリンピック、パラリンピック開催が決定しましたね。開催まで7年、日本がどのように変わっていくのかすごく楽しみです

1964年以来56年ぶりの開催ということで、海外旅行が苦手な私にとって生でオリンピックを見れるチャンスはもうないかもしれません。と大げさなことを言っても結局はテレビで見てそうですが・・・(笑)

子供たちの心の中にも鮮明に記憶されることでしょうし、五輪が日本であるということは私たち日本人にとっても明るい希望になることでしょう。

今は多難ではあっても希望へ向かって前にすすむ。このことが非常に今の日本に大切なことなのではないかなと思います。

 「オリンピック」といえば、とあるお檀家さんの男性の方を思い出します。

ロンドン五輪が開催された年のことでした。その方はまだ年齢的にはバリバリ働けるお年でしたが、肺の病気でもう何年も前から何度も入退院を繰り返され、常に酸素吸入器が傍にある状態。楽しみといえばテレビでの大好きなスポーツ鑑賞。常に日本の選手はチェックされておられました。

しかし、残念ながら昨年になって病気がひどくなってしまいました。

咳き込みながら、荒い呼吸をしながら・・・

「オリンピックがあるけん、ちゃんと見るまでは死ねんですよ」

その方にとって大好きなオリンピックをみることが生きる目標であって、生きる希望でした。

しかし、ロンドン五輪の開会式の日、眠るように息を引き取られました。

蝉の声が賑やかな真夏の日のことでした・・・。

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「きっと、大好きなオリンピック、お空の上から特等席で。もう苦しむことも煩わしい機械をつけることもないし、とびきりの笑顔で見てるんじゃないんですかね~」

奥さんが青い青い夏の空を見上げながらポツリとそうおっしゃいました。

 

もう一年、生きておられたならば・・。

日本で、東京で開催される。このことをお知りになられたらどんなに喜ばれただろうかな~。と思います。

 

七年後に開催されるオリンピック、パラリンピックがあるから頑張ろう!!と思われる方もたくさんいらっしゃるでしょう。たくさんの方にとっての希望ができた。

このことだけでも日本に五輪が招致されたことは素敵なことだと思います。

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