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お寺でフラワーアレンジメント 5月

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5月19日(日)フラワーアレンジメント教室がありました

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今月のアレンジは、このような感じです。皆さん夢中になって笑顔で参加されていらっしゃいました。

子ども達も別室でマラカス制作をしたり、そのマラカスで音楽遊びやお絵かきなどして遊びました

来月のお寺でフラワーアレンジメントは6月25日(火) 13:00~15:00です。参加費は、お花代、お茶、お菓子込で3500円になります。

どうぞ、皆さんで楽しい時間をお過ごしください!!詳しくは当山までお電話ください。

*お花の発注がありますのでお申し込みは18日までにお願いします、なお当日キャンセルは全額負担になりますのでご注意ください!!

 

よいこの花まつり

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昨日、荒尾仏教会主催での「よいこの花まつり」が行われました。

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市内の幼稚園の子どもたちや保護者の方々に参加していただいて、甘茶をかけてお参りをしたり、「はなまつり」の歌を歌ったりお話を聞いたり、お釈迦様の誕生日を一緒にお祝いしました

私も、微力ながら子どもたちに手品やギターを弾いて一緒に歌ったり、遊んだりして協力させていただいております。

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たくさんの子どもたちの元気な声と笑顔にパワーをもらった一日でした

 

「あったらいいな こんなもの」

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「あったらいいな こんなもの」

パパのところに行きたいとき

すぐに行けるかいだんがあったらいいのになぁ

学校がお休みのとき いいことがあったとき

パパのお誕生日のプレゼントをやりに行く時

そんなかいだんが あったらいいのになぁ

天国のかいだん お誕生日 おめでとう

若くして亡くなってしまったお父さんの誕生日に小学校1年生の娘さんが作った詩です。県の小学校の詩のコンクールで入賞して本に載ったのを嬉しそうに見せてくれました。三人兄弟の一番上のお姉ちゃん、本堂にお預かりしているお父さんに会いに、保育園の弟の手を引いて高いお寺の階段を一生懸命昇っていつもお参りにきてくれます。そして、学校であったいろんなこと、弟や妹のこと、たくさんのことをいつもお話しています。

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そこに行けばいつでも会える場所、そこに行けばいつでも誰かを感じられる場所、誰もが心が安らげる場所、お寺とはそういうところです。

 

 

本堂の本たち

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せっかくお寺にお詣りにきてくださった方々に縁があるようにと、わかりやすい仏教系の本や今まで法話なんかで使用した絵本などを本堂に並べてあるんですが、これが結構好評で皆さん手にとってゆったりと読まれています

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昨日も法事に来られた方が

「あ~地獄の絵本がありますね!」と手に取られ「極楽」の本も出てますよね?

確かに、極楽浄土の絵本も出ています。差し上げましたが以前持ってはいました。なかなか魅力的な絵本ということもわかってはいますが、さすがに極楽浄土は浄土真宗さん方の教えですので、本堂には置けません日蓮宗はお釈迦様がいらっしゃる「霊山浄土」です!!霊山浄土の絵本も出たら嬉しいのですが・・・。

その中に「聖おにいさん」という漫画を置いています、漫画といってあなどることなかれ、これがなかなかに面白いし、勉強になるんです。漫画の舞台は日本の立川、安アパートで二人の聖人「お釈迦さま」と「イエス・キリスト」が共に生活する漫画です。

今度映画化されるようで楽しみなのですが、宗教関係者じゃないとこの笑いはわからないのではないだろうか?と思うネタが満載です

ぜひぜひ、読んでみてください!また、お寺に来られた際は御遠慮なくゆっくり読書されてくださいね!

「はなまつり」 お釈迦様の誕生日

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今日は、4月8日、「花まつり」お釈迦様の誕生日です。

当山でも、お釈迦様がお生まれになった「ルンビニーの花園」に見立てた花御堂にお釈迦様を安置し、甘茶をかけてお祝いしました。

甘茶には飲むと抗アレルギー作用、外にまくと害虫除けになるありがたい成分が入っています。お参りにこられた方々にお土産の甘茶をお配りしました。

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また、荒尾シティモールでは「荒尾仏教会」によります、荒尾シティモール花まつりが行われました。

普段は皆さん、各お寺や宗派ごとに活動されていますので、荒尾の様々な宗派のお坊さんたちが集まっている姿はなかなか見ることはできません。実は大変珍しい光景なんです!!こられた方々甘茶を飲みながらいろんなお坊さんとお話をされ、楽しい雰囲気を味わっていただきました。

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また会う命

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「散ったお花のたましいは、み仏さまの花園に、ひとつ残らず生まれるの

だって、お花は優しくて、お天道様が呼ぶときに、ぱっと開いて、微笑んで

蝶ちょにあまい蜜をやり、人にゃ匂いをみなくれて、風がおいでと呼ぶときに

やはり素直についてゆき 亡骸さえも、ままごとの、ご飯になってくれるから」

例年に比べて早く開花を迎え、一面に見事に咲き誇った桜の花も今ではすっかり散り落ちています。

この詩は、詩人 金子みすずさんの「花のたましい」という詩です。

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はかないように散っていくように見える花も、何かしらの縁を受けてこの世に生まれていろんな所に恵みを与えている。散った後でさえも誰かに恵みを与え、縁を結んでいる。そんなお花だからこそ、仏さまのところでまた命を授かるのだよ。そんな詩です。

考えてみますと、人の人生もまた、似たようなものではないでしょうか?

生まれ、育ち、咲いて、そして散りゆく、一見はかなく、むなしく見えますが、実は仏教では肉体の滅びがすべての終焉であるとは考えられてはおりません。

 私達の命は仏様の世界から「さぁ、頑張っていっておいで」と仏さまから遣わされ、父と母との因縁によってこの世界に生を受けます。

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小さな蕾が芽吹くように生まれて育ち、太陽の恵みや大地から栄養をもらい親や色んな方々から恵みを受け、一人前に華を咲かしたら、今度は自分が虫や人間に恵みを与える番になる、そしてその役目が終わるころ、風においでとよばれた花弁のように自然にその人生を終えていきます。

しかし、この詩のように花の魂が仏さまの元で命を授かるように、私達の命もまた、仏さまの元へと帰っていくのです。

色んな縁を受けて生かされている命だからこそ、どんな人だって様々なところに縁を結びながら生きているのです。

ですから、私たちは精いっぱいこの命を生きていかねばなりません。

そんな尊い命ですから、「また、来年会いましょうね」、桜の花に話しかけるように、

「また、お会いましょうね。たくさんのことをまたお話しましょうね」

今生でのお別れの時、旅立つ方々をそうやって手をあわせながらお見送りしています。

4月8日は・・・

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4月8日、何の日かご存知ですか?

知っておられる方!ありがとうございます!!「知らないぞ!!」という方、これを機に是非記憶にとどめてください

4月8日は仏教の創始者、「お釈迦様」の誕生日なのです!!

12月25日 イエス・キリスト様の誕生日に比べるといまいち浸透していないのが誠に残念ですが、せっかくこれだけ仏教が浸透している日本です。4月8日はお寺でお釈迦様のお誕生をお祝いする「花まつり」という行事が開催されています。是非是非参加されてください!!

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「花まつり」は、お釈迦様がお産まれになったルンビニーの花園に見立てて花で飾って作った「花御堂」の中に、お産まれになった直後天と地を指差して「天上天下唯我独尊」と仰った時のお姿、「誕生仏」の仏像を安置して法要を行い、甘露を産湯としたという故事に習って、お詣りに来られた皆さんで仏像に甘茶をかけてお祝いします。当山では、4月8日 11時より、月例鬼子母神祭とともに執り行います。来られた方に甘茶のお土産も用意していますので、どうぞお気軽においで下さい。

また、荒尾の様々な宗派のお坊さんたちで構成される「荒尾仏教会」の主催にて「荒尾シティモール」4月8日 16:00~ 「荒尾シティモールはなまつり」が行われます。花御堂にての記念撮影や甘茶配り、輪投げ、お菓子の配布、ペンシルバルーンなど、無料でお配りしています。どうぞ遊びにいらしてください。

この楽器ご存知ですか?

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篳篥っていいます。日本の伝統音楽、雅楽の楽器の一つです。雅楽って言ってもピンとは来ない方もたくさんいらっしゃいますよね・・。

よくお正月とか結婚式に神社でなっている曲、「越天楽」と言いますが・・・それが、雅楽です。

二年前くらいに先輩からの「音楽やってたんでしょ?雅楽いいじゃん、やってみなよ、まかせたよ!」という言葉を真に受けて一人始め、なかなか教えていただく先生が見つからずネットのテレビ電話で大阪の先生に教えていただくとこから始め、一人寂しく篳篥を吹いていたのですが、今では日蓮宗熊本青年会にて雅楽部ができ、皆様でちょこちょこと練習を積み重ねてなんとか、人さまの前で演奏できるかな?というくらいにはなりました。

雅楽には主な楽器が三つあり、天からの光を現した音色「笙」という楽器、空飛ぶ龍の鳴き声を現した「竜笛」、大地に立つ人の声を現した「篳篥」、楽器が未経験者の方も多く、悪戦苦闘しながら練習してきました。篳篥もなかなか音程をつかむのが難しく、何かとすぐ音がずれてしまいます。

3月30日、本妙寺にての桜灯篭祭りにおきまして、本妙寺さまの塔中寺院龍渕院様にて演奏予定です。日本古来の音に触れてみたいかたどうぞお越しください 😀 。

遠くより、飛来するもの・・・

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徐々に暖かくなってきました。もうすぐ春ですね!!今日は「啓蟄」、冬ごもりしていた虫たちが、近づいてくる春を感じて動き出す日とされています 😀

近づいてくると言えば・・・・中国より飛来してきたPM2.5、国が定めた基準値70マイクログラムを荒尾市が大きく超えていたとニュースになっていました

 こんな形で全国的に有名になるとは・・。東京や大阪の友人から心配のメールをいただき、びっくりです・・・

 そういえば、何故か駅の周辺にテレビカメラを持って入念にマスクをした報道の方々がいらっしゃいました。けれど、大概この地域の方々は車生活なので、マスクをして歩いている人を見つけてインタビューをするのが大変そうでしたが・・。

たしかに朝外を見た時、いつもより空が白く曇っていました。「朝もやかな~」とぐらいにしか思っていませんでしたが、こんな事になっていようとは・・・。確かに、黄砂はひどいです。18の時に九州を出て大阪に4年、東京に5年、9年ぶりに熊本に帰ってきたときに「こんなに黄砂が降っていたっけ?」と驚き、黄砂混じりの雨を初めて経験したときには、車を止めてしばらく唖然としていました・・・。

 中国と日本はお隣ですから善きも悪きも様座なことをお互いに影響しあって歴史を紡いできました。仏教だって中国を経由して日本に伝わってきたのです。お経だって漢字ですしね

 儒教が中国で生まれ、中国古来より人が常に行うべき道としての「五常の徳」という教えが説かれました。この思想は日本に伝わると武家社会に多大な影響を与えました。皆さまも一度はどこかで聞いたことがあるかと思います。この教えは「仁・義・礼・智・信」の五つのことです。知っているようで知らない、この五常。

日蓮大聖人は「戒法門」という著書の中で五常について、このように教えられています。

 「仁と云うは、人を憐れみ生を慈しみ、物を育くむ心なり。義と云うは、事の謂われを違えず、邪なる事をなさず、万事に理を失わざる是れなり。礼と云うは、父を敬い母を敬い、天道仏神を貴び、ないがしろにせざるを云うなり。智と云うは、万事の有様をよく知りて、善事悪事を弁(わきま)え、なすまじき事をなさず、なすべき事をなす是れなり。信と云うは、事に於て誠を致し、僻事(ひがごと)をなさず、心の底に思い解る是れなり」

 残念ながら儒教が生まれた中国ではこの素晴らしい思想は広まることはなく徐々に廃れてしまったそうで、「中国が儒教の国」という発想はただの勘違いだそうです。

 とはいえ、中国は今や大国になり、世界に多大な影響を与えています。日本がこの五常の教えを大切にするのはもちろんの事ですが、世界を牽引する一翼ならば、欲に捉われるのではなく、もう一度儒教の教えというものを見直してほしいものです。

 

シャーマン

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先日、ラジオで「13歳のハローワーク」というサイトの「人気職業ランキング」がとても面白い事になっている!!というお話があり、気になって実際見てみました。

このサイトは、子どもたちが、将来どういった仕事や職業に就きたいか?考える入り口になるために設けられたもので、様々な職種が詳しく解説されてあります。

その、1位「ナニー」というお仕事だそうです。初めて聞きましたが、保護者に代わって子どもを預かり面倒をみる、一般的なベビーシッターとは違ってしつけも勉強も、情操教育も行うとか。このような職種があるなんて始めて知りました・・・。

2位に「プロスポーツ選手」3位「パティシエ」4位「保育士」5位「ファッションデザイナー」・・・と100位までランキング付されているのですが、ほうほう、いまどきの子どもはこんな感じに考えているんだなぁ~と感心していたその矢先

29位に「えぇ?」目を疑った職種。

その名も、「シャーマン」

何かのアニメの影響なのでしょうか・・・。

クリックして「シャーマン」のお仕事を見てみましたが、言ってみれば祈祷師のことなのですかね・・・。祭祀や宗教儀式を執り行い、イタコさんみたいなことを行うとか・・。

まぁ、「私にはわかります!!」的な感じでしょうか・・・。最近は占いとか流行ってますもんね・・・。

 10位に「傭兵」53位に「暗号作成者」という職種もありましたよ!ちなみに「僧侶」は入っていませんでした・・・・残念です。 

 子どもの頃、色んなもの、特にテレビに影響されて育った私は、いつかは家を継がなくてはいけないという想いはあったものの「ミュージシャンになりたい」とか「警察官になりたい」とか「考古学者になりたい」など色んな夢を見ていました。在学時代にはコンビニやミスタードーナツでアルバイトしたり、興味を持って取った「保育士」の資格も実際現場で働いてみると様々な理想と現実があったものの、「あ~これが天職かな~?」と思う事もありました(笑)色々と若い時に社会を経験できて良かったなと今ではしみじみ感じます。

 お坊さんになるにあたってはそれぞれの宗派によって違いますが、日蓮宗はまず「師匠」を探す所から始めます。師匠の元で様々な事を学び、得度、度牒をします。私はお寺で育ちましたので父が師匠になります、そしてお坊さんになるにあたって僧道林という養成機関を終え、検定試験、読経試験を受けて許しが頂ければ総本山で信行道場という修行の場に入ります。無事に終えるとようやくお坊さんになることができるのです。しかし、そこで終わりではなく、御祓い、祈祷によって布教をしようとするお坊さんは日蓮宗大荒行堂というところで過酷な修行に挑まなければなりません。また、儀式を司ることを専門にしたい、お説教を専門にしたい、それぞれの方が専門性を高めるための養成機関に挑まれます。

 よく、「お寺は安泰だからいいね~」などと友人に言われますが、なかなか現実そうはいかないもので、減っていく人口、宗教離れ、寺離れ、檀家の跡継ぎがいない、お寺にお参り来る方が徐々に減っていっている現実をみると安泰とは到底思えないのが現実です。

 しかし、最近ではお寺も試行錯誤しながら様々なことに積極的に取り組まれていらっしゃるところが結構あります。地域社会の心のよりどころ、皆が笑顔になれる場所にするために、お寺という特色を生かしながら、若い世代のお坊さん達は仏教の芽を次の世代へと受け継がせるために一生懸命皆さん布教しています。

 これからの時代、従来のお寺やお坊さんのイメージが少しずつ変化していけば、「お寺」という存在は必ず良い変化を遂げ、なくてはならない一つの地域の社会資源として活かされ面白くなってくることでしょう。そう努力していかねばなりませんね 🙂 。