「歳月人を待たず」とはよく言ったもので・・・😅

大雨やコロナ、私達の都合を待つことなく、月日は淡々と過ぎ去っていき。

今年も9日からお盆の回向周りのシーズンがやってきました🌻

思い返すと、小学生の頃、父に連れられ夏休み毎日何軒かお檀家さんのお宅を一緒に回り・・・。

中学生、高校生になると反抗期や恥ずかしいという気持ちもあって辞めていたのですが・・・😅

20歳になったら、改めて手伝うと約束し20歳から、お盆の回向周りを手伝ってきました😁

 

学生の頃は夏休みに・・・社会人の頃は有休を利用してお休みをいただいて・・・

丁度今年で20年!!

なんだか感慨深いものがあります😄

「おはようございます!妙国寺です!」

緊張しながらお経本を片手にお仏壇に向かっていた姿が懐かしく思い出されます😀

 

温かい笑顔で出迎えていただき優しく見守ってくださることもありましたし、

怒られることだってありましたし、色々教えていただくこともありました。

 

最初の頃は色んな事がありました・・・😄

 

お宅に入り、仏壇の前に座って、お経をあげて・・・・

しばらくして、仏壇の中がいつもと違う!!と気が付いて、おそるおそる・・・。

 

「もしかして・・・妙国寺ではないですか」と聞くと・・・

「違いますよ!OO寺の息子さんではなかったのですか~?」

 

という事もありました😆

 

このコロナ禍の中、温かく出迎えてくださるお檀家様に感謝しながら・・・

今年も例年通りお盆の回向周りができるという事を有り難く思いながら・・・

 

あの頃の新鮮で一生懸命だった頃を忘れずに・・。

 

皆様のご先祖様に「おかえりなさい」という温かい心で供養してまいります😀

蝉の寿命

| ちょっとしたお話 |

8月に入りあれだけ続いていた長雨もすっかり止み。

蝉の声が一気に激しく聞こえるようになりましたね😀

いよいよ夏本番です😊

今月のお寺の掲示板。

「やがて死ぬ景色は見えず蝉の声」

元禄3年に詠まれた松尾芭蕉の俳句です。

 

地上に現れてから、短い命であるセミであるが、この勢いのある声を聞いていると、とてもそんな儚さは伝わってこない。それが無常というものであろう・・・😦

そんな意味のある俳句です。

しきりに大きな声をあげて夏の到来を告げ、その命は7日間で短く儚い、8日目まで生きた蝉はもう一人ぼっちになってしまう・・・😭

蝉は自分自身が儚い命だと知っているからこそ精一杯なくのだろうか・・・

それとも、そんなすぐに終わる命だとは思ってないからこそ精一杯なけるのだろうか・・・

蝉は鳴いているのだろうか・・・泣いているのだろうか・・・

 

小さい頃そう覚えて、私もずっとそう思っていました

が・・・・😱

昨年、ニュースで、

広島県笠岡市の笠岡高校3年生の植松蒼さんがセミは数年から十数年を土の中で過ごし、成虫になって地上に出てからは1週間ほどで死ぬと言われているが、実際には10日以上、種によっては1か月ほど生存するということを突き止めた。植松さんは捕まえたセミの羽根に油性ペンでマーキングを行い、後日再捕獲するという手法で調査を行った。その結果、最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間だったという。(山陽新聞)

この記事を見て驚きました😳😳😳

確かに、よくよく考えてみますと・・・

卵からふ化した後種類によって違うようですが、7年間ほど土の中で暮らしますし。
外の世界で1ヵ月くらい生きるなら・・・・。

蝉、結構・・・長命かも・・・😩

調べてみると、地中の中の期間も入れると昆虫の中でもその寿命は相当長い方だとのことですよ😀

うーん・・・
蝉に持っていた「儚さ」というイメージが・・・

とはいえ、夏と言えば「蝉」。

日本の夏の代名詞🌻

精一杯、全身全霊を込めて力強く夏の到来を伝える蝉たちに見習ってこの暑さを元気に乗り越えていきましょう😁

夏になったらコロナウイルスも落ち着くだろう・・・😄

ちょっとばかり期待していたのですが・・・😅

コロナウイルスの猛威がついに荒尾市や大牟田市、周辺の市までやってきましたね。

 

先日テレビで見たのですが、

コロナウイルスは一万年前には存在し、様々な動物を宿主として進化してきたそうです。

ウイルスというのは「生き物」か「生き物でない」のか🤔

様々な説があるようですが、一万年の時間をかけて、環境に適合しながら進化し続けているのですから、手ごわいのが当然ですかね・・・。

 

さて、妙国寺はコロナウイルス蔓延防止のため3月初旬から以下の対策をしております😄

*本堂入口に除菌セットを設置しております。

*安産祈願や、初参りなど、祈願や祈祷、供養は一組ずつ時間を空けて行っております。

*僧侶はマスクをして、お参りします。

*冷房を入れながら、換気の為、本堂の窓は開けております。

*お寺にお出でにならなくても、祈願、祈祷致します。その後、御札やお守りを郵送致します。その際にLINEなどのツールを使用し、リモートで行ってほしいというご要望にも応じます。

 

できるだけ、皆様のご心配が和らげるよう心掛けて行っておりますのでどうぞ、お気軽にお問い合わせください😀。

皆様、こんにちわ!
長雨から一転、今日はかなりの暑さですね😅

そして、大雨やコロナウイルスの影響で本当に今年は・・なんだか落ち着かない毎日ですね😅
本来なら、お子様向けのイベントや寺子屋。

遊びに来る、子ども達の友達👦👧

夏休みはお子様達の声で大変賑やかなのですが・・・😅

お寺も様々なイベントが中止になり、寂しい限りです😂


さて、8月の吉凶カレンダーができましたので掲載します。
どうぞご参考にされてください😄

今日は境内の仏像、「浄行菩薩さま」を紹介します

「菩薩」とは簡単にいうと、「仏になるために修行している人」のことです😀

菩薩は自らを律し修行し、そして何より人々を苦しみ悲しみから救おうと誓いを立てて絶えず活動していらっしゃる方です🌻

「あの人は菩薩のような人だ」

なんてよく言いますよね😀

「浄行菩薩さま」とは・・・

従地涌出品第十五のお経の中で、お釈迦様の呼びかけに応じて大地がパックリと割れて法華経を弘めるための使命を帯びた沢山の菩薩が湧き出てきます。

沢山の菩薩たちの中でお釈迦様の亡き後教えを広めていく使命をもたれた菩薩たちのリーダーの四人、四菩薩と呼ばれます😀

上行菩薩・無辺行菩薩・浄行菩薩・安立行菩薩の中のお一人です😀

浄行菩薩さまは、率先して世の人々を哀れみ、苦を除き楽を与える菩薩さまで、この世を浄化し、人々の罪や穢れを洗い清めて下さいます😄

水に関係の深い菩薩さまで、水が穢れや垢を清めるように、自らの穢れや苦しみの基である「煩悩」を洗い清めてくださるのです

古来より、身体の調子の悪いところを清行菩薩のお体を洗い清めながら一心に祈願すると功徳があると信仰されてきました。

大正6年7月から祀られていますので、もう100年以上この場所でお寺に来られた沢山の人達、そして街の歴史を見てこられたのですね。

本堂の正面にいらっしゃいますのでいつでもお参りくださいませ😀

この度の令和2年7月豪雨では、沢山の方々が被害に遭われました。被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。

被害に遭われた方々の生活と御心が一刻も早く穏やかになりますよう心からお祈りいたしております。

 

荒尾市、大牟田市も沢山の被害がありました🌧。

7月6日、昼間から降り続く雨が徐々に強くなり、子ども達の通う学校から連絡があり車で迎えに行くと、激しい雷雨🌩

あっという間に道路に水がたまり、至る所で道路が冠水し、普段使用している道路が次々に通行止めになりました。

その後も強い雨は降り続け、川が氾濫したり、道路が陥没したり、街全体が浸水の被害があったり、至る所で車が動かなくなったり。

 

その光景と次の日の光景は今までに見たことがないものでした😪

 

ちょっと前に「天気の子」というアニメ映画を見たのですが、激しい止まない雨で沈みゆく街、まさしくその光景を目の当たりにしたような感じでした😥

そもそも天気とは“天の気分”人の都合など構わず、正常も異常も計れん。湿ってうごめく天と地の間で、振り落とされぬようしがみつき、ただ仮住まいさせていただいているのが人間

 

「天気の子」で出てくる神主さんの台詞です、

確かに、天気はまさしく天の気分。人間の力でどうすることもできませんね。

だからこそ、命と生活を護るため、あらゆる自然災害は起こるものとし、心構えと準備を怠ってはならない☹

そんなことを改めて、思いました。

 

そろそろ梅雨も明けて欲しいものですね😫

昨日、28宿の吉凶カレンダーを作成しましたが・・・。

28宿って何さ🤔?

と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう・・・😄

28宿は元々中国古来の陰陽五行説から出ています。

太陽と月の動きを中心にすえた宇宙の運行と、すべての物体は五つの要素の組み合わせによって成立しているから、これらの動きと組み合わせを知れば、人間世界の吉凶をあらかじめ予測することができる🌌!!

 

というものです。

28宿は天の周囲に列する星のうち、東西南北の中から28のエリアに不均等に分けたものです。

月が地球の周りを1周する間に通る28の星座の区分を表わし、これを一日一日にあてはめられています。

そして、その日その日の吉凶を占うものです。

中国で生まれた、天文学・占星術ですね😄

 

角宿 亢宿 氐宿 房宿 心宿 尾宿 箕宿 斗宿 牛宿 女宿 

虚宿 危宿 室宿 壁宿 奎宿 婁宿 胃宿 昴宿 畢宿 觜宿 

参宿 井宿 鬼宿 柳宿 星宿 張宿 翼宿 軫宿     

 

これが28宿ですが、これがインドに伝わり、牛宿が削られ「宿曜経」として中国に逆輸入され、日本に伝わりました。

古来より、日蓮宗では27宿で判断しています。

 

一般的に、良い日か悪い日か判断するのは大安や友引、仏滅などの六曜かと思います。

しかし、六曜が一般的になったのは江戸時代後期であり歴史は浅いのです。

それまでは27宿が重要視されていたのです😄

 

宿曜経は空海さんが日本に伝えたと言われていますが、28宿の思想はなんと、飛鳥時代に中国から伝来し、飛鳥時代の古墳である高松塚古墳やキトラ古墳の壁画に描かれているそうですよ。

最近、お引越しの日など、どの日を選んだらよいですか?

などのお問い合わせが増えてきましたので・・・。

吉凶カレンダーを作ってみました😆

28宿を参考にしています。

どうぞご参考にされてください😀

水子供養とは何か🤔?

何故、水子供養が必要なのでしょうか☘?

 

実は・・・

 

「仏教では生命の誕生は受胎した時にあるとしています」

 

どういうことかと言いますと、仏教では人生の出発点をお母さんの胎内宿った時と見ます。

なので、お葬式の時など人の生涯を数える時に、満年齢ではなくて数え年で計算するのです😌

命の長さには様々な形があります🍀。

長い命もあれば、幼くして終わる命、働き盛りの時に終わる命、そして、お母さんの胎内で終わってしまったその命もまた同じ命です。

 

だからこそ、生命を授かった一人として供養して成仏を願うようにする必要があります😌

 

様々な事情があって、残念ながら水子になってしまったお子さんの為に心をこめて、仏さまの元で慈愛に包まれて幸せに暮らせるよう、一緒にお祈りしましょう。

 

そしてどうか、お母さん、自分自身を責めないでくださいね。

誰のせいでもありません。

今はしっかりと心と身体を休めて、大切にしてください。

 

妙国寺では、写真のようなお地蔵さんと一緒に卒塔婆を立ててお参りします。

お参り後はこのお地蔵さんはお持ち帰りいただいても構いませんし、妙国寺にてお預かりし、良い時にお参りに来ていただいても構いません。

赤ちゃんへのお供え物(お菓子など)もお参り時に一緒にお持ちください😌

過去に水子があり、供養していなかったという方もお気軽にご相談ください😀

 

供養は5000円と地蔵の人形のお金1000円

にてお受けいたします。供養の時間は20分~30分くらいです。

 

お電話(0968-62-2107)でもメールからでもかまいませんので前もってご予約ください。

6月に入り、あっという間に16日になってしまいました😅

子ども達の学校が始まると日常が戻ってきたように、また慌ただしい日々が始まりました😁

さて、今月の妙国寺の掲示板です。

 

似たような言葉ですが・・・・

昔見たアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の中でこんな台詞が出てきたのを思い出しました😀

 

「晴れの日は気分よく 雨の日は憂鬱 と教えられたらそう思い込んでしまう

 雨の日だって楽しいことはあるのに 受け取り方ひとつでまるで別のものに

 なってしまう脆弱なものだ、人の中の真実とはな」

 

「春雨」「五月雨」「白雨」「秋雨」「夕立」・・・💦

雨の呼び名というのは日本語で400語超えるともいわれているそうです。

古来より雨は私達にとって身近なものでもあり、情緒的なものだったのですね・・。

 

だからこそ、「雨は憂鬱、もう楽しくない・・」

と捉えてしまうにはもったいないですね😄😀

 

先ほどのエヴァの台詞。

「人の中の真実は受け取り方ひとつでまるで別のものになってしまう脆弱なものだ。」

本当にそうですよね。

 

お経の中に「諸法実相」という言葉が出てきます。

諸法とはあらゆる存在、実相とは真実の事です。

「すべてのものは真実であり、あらゆるものが最高の価値を持っている」

という意味です😀

 

つまりは・・

晴れだって最高だし!!

雨だって最高だ!!

楽しけりゃ最高だし!!

楽しくなかったって最高だ!!

 

って感じですかね・・。

私達を取り巻く環境や状況は変化し続けます・・・

良かったり悪かったり、普通だったり・・・。

これは当たり前のことです😅

 

しかしながら根本の私たち自身は何も変わらないのです。

私という存在がそこに有り続けているだけですね😃

 

だからこそ、全ての状況や環境をあるがままに受け止める。

楽しくても楽しくない状況でも、どんな逆境からででも、

 

そこに喜びと光を見つけていける😀

 

そんな人になっていきたいですね😀