» 2010 » 8月

今回の荒尾仏教塾は「お葬式について」がテーマでした。

昨今、様々な所で取り上げられ、様々な思想でもってその意義が問われ始めた

                                                「お葬式」

今回荒尾市にあります(株)落合葬儀社 落合克哉 専務 に来ていただき、世界のお葬式事情(韓国やアメリカ)について、都会での火葬場不足の実態(これからの船上火葬への移り変わり)、お葬式の歴史、日本での葬儀がどのように移り変わってきたのか。安易な値段での「直葬」といい、儀式も何もせずに送るというお葬式の形が増え始めていることに対しての葬儀社としての憂慮。お葬式のかたちが変化するにつれて、安易に伝統や儀式をおざなりにして、故人への敬意、感謝、地域社会や人とのつながりがなくなり始めている葬儀の実態。など、私たち宗教者の目線とも違う貴重なお話を聞かせていただきました。また、質疑応答でも、来られた方々に大変わかりやすく、丁寧に答えていただきました。ありがとうございました。

私の個人的な意見になりますが、サービス業といいうのは、確かに人が便利に思うこと、それで人に喜んでもらうことを追求する職種です。私も以前は企業が経営する保育園に保育士として働いていました。よそがやっていないサービスを、もっと親に喜んでもらってこちらが必要とされるサービスをと、実際、「これは親がきちんとやらなければいけない所なんじゃないだろうか?」という所まで踏み込んでいた事もあります。葬儀社にしても、他のサービス業でもそうですが、一線を越えてはいけないところがあると思うのです。ニーズがそこにあるから・・・。で踏み込んだら、社会にどのような影響を与えるのか、お金儲けだけではなく、そこをしっかりと考えなくてはいけないと思うのです。一方サービスを受ける方も例え忙しくても誰かにまかすのではなくきちんと自分自身でやらなくてはいけないことや時代が変化してもなくしてはいけないものが沢山あります。そこを見落としてしまうと、いずれは、個人主義の行きすぎた自分勝手な社会になってしまうでしょう。

 

来月は「法華七喩のつづき」です。9月28日 19:00~です。 どうぞお気軽にご参加ください。

 

8月16日当山で お盆施餓鬼供養 が執り行われました。

 猛暑の中でのご参拝まことに御苦労さまでございました。

 

 

  

8月15日の夜、当山の墓地にて竹灯籠を灯し、お盆の送り火としました。

また、来年皆様の元へと故人やご先祖様が帰ってこられます。笑顔で来年また、お迎えできるよう、元気に過ごしてまいりましょう。

お盆が近づき、お墓参りをされる方も増えてきました。お墓参りの仕方と言っても、故人やご先祖様を悼み、供養するやり方は千差万別あってよろしいと思います。基本的なお墓参りの仕方を載せてみました

1.まずはご先祖様に感謝しお墓に手を合わせましょう。

 2.周りをほうきできれいに掃き、ゴミを拾います。そして汚れたり、コケの生えている墓石は、水をかけながらたわしで洗ってきれいにします。線香台、水鉢、花立も丁寧に洗いましょう。

3.  墓石に打ち水をし、花立に花を添えて、水鉢に新しい水を注ぎます。そして故人の好物だった菓子・果物などをお供えし、ろうそくとお線香を手向けましょう。(*供物はお参りが終わったらお持ち帰り下さい)
※半紙や懐紙をお皿代わりにお供えを置くとよいでしょう。

4.合掌礼拝の前に水桶からひしゃくで水をすくって、墓石にかけます。この時に墓石の下のほうに気持ち程度に水をかける方がいますが、たっぷり墓石の上から水をかけて下さい。
※仏教の教えでは、死後の世界の1つに「餓鬼道」があり、福徳を失った生類が落とされる世界とされています。なかなか水が飲めない餓鬼が、唯一お墓にかけたお水だけが飲めるのです。その餓鬼をあわれんで、お水を与えようというところから墓石に水をかける習慣が始まりました。

5.皆さんで手を合せ「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えましょう。

6.最後に本堂の御本尊へお参りをし、仏様にお墓参りの報告をしましょう。

*お墓参りは近況報告や日頃の感謝の気持ちを伝え、心を込めてお祈りしましょう。

*法要が営まれている時はすすんで参加しましょう。霊園がお寺にある場合はせっかくですので是非お寺の法要にご参加されてください。お気軽にどなたでもご参加できるものです。法話をお聴きになったりしてこの機会に仏教に触れてみましょう!!

本日、8月8日 月例鬼子母神祭 が執り行われました。

ご参拝御苦労さまでございました。

さて、今年もいよいよお盆の季節に入ります。当山の霊園でも徐々にお墓参りをする方が増えていらっしゃいました。地域によって違いはありますが13日から16日のお盆の明けの間、お亡くなりになられて、49日あけて浄土の世界へ行かれた方々がこちらの世界に帰ってこられます。

当山では 8月16日 11:00~ 「お盆施餓鬼供養」

 を執り行い、皆様のご先祖や亡くなられた大切な方々に感謝をこめて供養をささげます。

どうぞ、ご家族そろってお参りくださいませ。

長い梅雨が明けると急に暑さが厳しくなり、今年はいつもより熱中症で倒れる方が大変多くいらっしゃるそうです。

皆様お元気に過ごされているでしょうか?さて、この暑い季節になると、暑さが煩わしく感じられますが、もう一つ夏特有の煩わしいものがあります。夜中に寝ているとどこからともなく耳元で「ブーン・・・」と出てきて安眠を邪魔され、「捕まえた」と思ったら逃げられ・・・。また、忘れたころに「ブーン・・・」と出てきて「あぁ、もう!」こんな感じで寝不足になられた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

夏にはつきものの生き物「蚊」です。刺されると痒くなりますし、寝ていると耳触り、なんだか嫌われものの存在に思われる「蚊」ですが、子どもの歌にこんな歌があるのをご存じですか?

 「ちびっかぶーん」

ちびっかぶーんはちっちゃな蚊
下水のお水がふるさとで

ちびっかぶーんのきょうだいは
三千三百三十人

 ちびっかぶーんはやさしい蚊
人を刺すのがイヤだった
ちびっかブーンははらぺこで
いつまでたってもチビだった

 ちびっかぶーんに花達が
朝露お飲みと言ったけど
ちびっかぶーんを蝶々が
あっちへおゆきと追い出した

 ちびっかぶーんは秋の朝
寒さに凍えて死んでいた
ちびっかぶーんを神様は
ちっちゃなちっちゃな星にした

ちっちゃなちっちゃな星にした

この歌詞を見ると、なんだか今迄「蚊」に持っていた、いやーな印象も変わってしまいそうですね・・・。

保育士をしてた頃に、この歌を劇にして子ども達と一緒に演じたところ子ども達もこの歌が「すーっ」と心の中に響いてきたようで「ちびっかぶーんは優しいね~。ちびっかぶーんみたいな優しい蚊もいるのかな~でもちょっと可愛そうだね。」なんて子ども達の中で会話されていました。

人を傷つけるのが嫌だから、自分が傷ついてしまう。現代の社会においてこの「ちびっかぶーん」のように優しい人ほど社会から他人から傷つけられているのが現状かもしれません。心の病を患った方を看護する施設で働く職員の方がこのようなことを仰っていたのを覚えています。「この施設に入所していらっしゃる方は、皆さんとても心が優しい方なんです。優しい方ほど人の痛みに敏感で正直なんです、だからこそ人を信じ、傷いて、この社会でうまく調和がとれずに自分をどんどん追い詰めて傷ついていってしまうんです・・・」

人を心から信じるというのは何よりも難しいことです。「いつか自分も裏切られて傷ついてしまうことがあるかもしれない」という、不信感が必ず誰しもあるからです、心から人を大切にする優しい心があっても人を信じるということは難しいかもしれません。

何があっても人を心の底から信じた生き方の見本として、法華経の中に常不軽菩薩という方のお話が出てきます、常不軽菩薩は人間の中にこそ仏を見出だし、人間が持つ善の心を礼拝され、出会う人出会う人に礼拝する行を続けられました。人々は見も知らぬ者に拝まれる筋合いはない、とばかりに腹を立て、中には杖木で打とうとしたり、石を投げる人もいました。しかし、その人に対しても掌を合わせ、礼拝し、大きな声で「私はあなた方を尊敬します、決して軽蔑するようなことはしません。なぜなら、あなたがたはいずれ仏になるのですから」と呼びかけ続けました。この礼拝行を続け、自分の死期が近づいた時に如来の導きによって六根(目・耳・鼻・舌・身・意)が清らかになりやがてこのうえない悟りを得てついに仏となったのです。

このように、心の底から人を信じ、人の中に住む仏さまを信じることができた時、自分の中の仏さまも目をさまし、仏の道へと一歩近づいているのではないでしょうか?

7月28日 第4回荒尾仏教塾が行われました。

テーマは

「妙法蓮華経譬喩品第三」と「妙法蓮華経信解品第四」

これらのお経の中で説かれております、「三車火宅の教え」と「長者窮子の教え」のお話しでした。

煩悩という炎につつまれて燃え盛る世界に、その火事に気付くことなく暮らしている私たち。その私たちをお釈迦様は我が子として救ってくださり、正しい道に導いてくださっている。その教えが法華経であること。また、お釈迦様は父親のように常に私たちの成長を傍にいて見守ってくださっており、日々自分自身が成長できるように様々な働きかけをしてくださっているということを、この二つの教えを法華経の漫画を見ながら、解説致しました。

さて、今月8月28日の荒尾仏教塾ですが、

今回のテーマは「お葬式について」

昨今「お葬式」というテーマについてはメディアで盛んに取り上げられ、様々な所で様々な思想をもって「お葬式」というテーマが問いだたされています。宗教学者の方の「葬式はいらない」という本が出る一方、大手の冠婚葬祭互助会の代表取締役社長の方が「葬式は必要」という本を出版されたりと、その考えは様々です。私たち僧侶は宗教者としてお葬式について供養についてなどは常にお話しますが、今回は違った目線で、この度はやはり、プロの方に来てお話いただこうと、荒尾市にあります 『(株)落合葬儀社』 様に来ていただき「お葬式について」講演いただき、その後皆様からお気軽に様々な御質問をしていただければと思います。

第5回荒尾仏教塾 8月28日 

19:00~ 唱題行

19:30~ 「お葬式について」  (株)落合葬儀社 様

20:30~ 質疑応答 茶話会

場所は当山にて、参加費は無料です。興味がおありの方は是非おいでください