今回の荒尾仏教塾は「お葬式について」がテーマでした。

昨今、様々な所で取り上げられ、様々な思想でもってその意義が問われ始めた

                                                「お葬式」

今回荒尾市にあります(株)落合葬儀社 落合克哉 専務 に来ていただき、世界のお葬式事情(韓国やアメリカ)について、都会での火葬場不足の実態(これからの船上火葬への移り変わり)、お葬式の歴史、日本での葬儀がどのように移り変わってきたのか。安易な値段での「直葬」といい、儀式も何もせずに送るというお葬式の形が増え始めていることに対しての葬儀社としての憂慮。お葬式のかたちが変化するにつれて、安易に伝統や儀式をおざなりにして、故人への敬意、感謝、地域社会や人とのつながりがなくなり始めている葬儀の実態。など、私たち宗教者の目線とも違う貴重なお話を聞かせていただきました。また、質疑応答でも、来られた方々に大変わかりやすく、丁寧に答えていただきました。ありがとうございました。

私の個人的な意見になりますが、サービス業といいうのは、確かに人が便利に思うこと、それで人に喜んでもらうことを追求する職種です。私も以前は企業が経営する保育園に保育士として働いていました。よそがやっていないサービスを、もっと親に喜んでもらってこちらが必要とされるサービスをと、実際、「これは親がきちんとやらなければいけない所なんじゃないだろうか?」という所まで踏み込んでいた事もあります。葬儀社にしても、他のサービス業でもそうですが、一線を越えてはいけないところがあると思うのです。ニーズがそこにあるから・・・。で踏み込んだら、社会にどのような影響を与えるのか、お金儲けだけではなく、そこをしっかりと考えなくてはいけないと思うのです。一方サービスを受ける方も例え忙しくても誰かにまかすのではなくきちんと自分自身でやらなくてはいけないことや時代が変化してもなくしてはいけないものが沢山あります。そこを見落としてしまうと、いずれは、個人主義の行きすぎた自分勝手な社会になってしまうでしょう。

 

来月は「法華七喩のつづき」です。9月28日 19:00~です。 どうぞお気軽にご参加ください。