皆様こんにちは
今日は「花まつり🌸」
お釈迦さまの誕生日です。
皆様と一緒にお参りし、「誕生仏」に甘茶をかけてお祝いしました😀
お釈迦様の本名は実はお釈迦ではないのです😅。
「お釈迦様」とか「ブッダ」などとお呼びしておりますが・・。
「お釈迦様」と私達は言いますが、これは「釈迦族」という一族の王子であった事に由来しています。
「ブッダ」は悟りを開いた人。という意味です。
正式なお名前は「ガウタマ・シッダールタ」なのです😄。
約2500年前にインドの釈迦族の王子としてお生まれになりました。
七歳にして、すでに天文学、占星術、数学、あらゆる領域の学識に富み、博学であったそうです。
そんなある日、虫を食べる小鳥、そして小鳥をとらえる猛禽、弱肉強食の場面を目撃します🐦。
その場面を見てから人生そのものに悩み、思いにふける日々を送っていました。
悩む王子に王はありとあらゆる快楽と贅沢をさせ妻も迎えさせましたが、何一つ効果はでませんでした。
ある日場外へ散歩に出ると東の門では衰えた老人に、南の門ではやつれた病人に、西の門では死者に出会いました。
今まで城内で華やかな世界しか知らなかった王子は老・病・死という人生の基本的な苦に直面したのです。
そして最後の北の門で毅然とした一人の沙門(出家修行者)に出会い、ここで迷いの世界から解脱するという
理想の姿に出会い、自ら進むべき道を決心されたのです😌。
お釈迦様は仏教の教団の指導者となり、死後もお弟子達によりその教えはまとめられ、広まり、翻訳され他国へと
広がり、日本へと伝わってきました😮
教え(お経)のどの部分を中心に持ってくるか?大切にするか?で宗派というものが分かれていくのですが・・・。
お釈迦様が説かれた教えで代表的なものが四つあります。
「一切皆苦(いっさいかいく)」
仏教で言います「苦」とは単に苦しいという事ではなく、「思い通りにならない」という事です。
確かに、私達の生活はなかなか、自分の思い通りにはならない事ばかりですね😓。
「諸行無常(しょぎょうむじょう)」
金や地位や名誉、若さ、健康、変わらないものは存在しません。例え今が良くてもいずれは変化していきます。
変化していくのが当たり前なのに、それを否定するからそこに執着が生まれ「苦」となります😫。
「諸法無我(しょほうむが)」
私達の世界に存在するもの全て、他と関係なしで存在するものはない。
全ての存在が何かに関係や影響を持って存在している。という事です😮
この3つを踏まえて、心静かに「OOだからOOなるのだ・・・」と自らを見つめ直す。
これが四つ目の「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」です😌
コロナ禍で色んな情報が溢れ、不安感や焦燥感に襲われた時・・・。
心身共になかなか安定しない時こそ、この根本的な4つの教えが生きてくることだと思います😌