昨日は「除災・招福 節分会星祭会」へのご参拝誠にご苦労さまでした。雪が吹雪く大変寒い中にたくさんのご参拝をいただきました。
さて、本来「節分」とは、各季節の始まりの日(立春、立夏、立秋、立冬)の前の日という意味があります。今日では、一般に二月三日立春の前日を「節分」としてさすようになっていますが古来より日本では一年を二十四節記で分けた始まりの日が「立春」であり、節分は一年の締めくくりの日と考えられていました。そして、このしめくくりとして来る年に邪気(鬼)を追い払うために「豆まき」の行事が行われてきました。風水や四柱推命などの占も節分を一年の最後として、立春を持って次の年の運勢と考えられているのが多いようです。
節分とは「節」を「分」けると書きます。日本の年中行事の中で、「節句」などで見られるように、この「節」という言葉が大変重要になっています。「節」とは「一年を時候の変わり目で区切った区分、季節や生活の区切りとなる祝日」という意味があります。私たちの生活にとって、それまでとは違って新しく区切りをつけることは大変重要なことです。
例えば、植物、竹を見てみますと竹は一定期間成長すると、節ができ、そしてまた成長して節ができる。節と節間を積み上げながら上へ上へと大きく成長していきます。節が全体の調和をとっているからこそ、高く伸びても倒れないのでしょう。
考えてみますとこれは人間と同じです。人も生まれて年をとるにつれて様々な節目を迎えます。節目があるからこそ人生は単調なものではなく、人生にめりはりがついて、その人なりの味わい深いものになったり、また新しい気分で始めることができるのであり、そうすることで人生の調和がとれているのです。そうやって昔から日本人は季節の変わり目を自分自身の日常生活の中にうまく取り入れてきました。
良き星回りの方もそうではなかったという方も、お授けいたしました、星祭守(おまもり)を持ち、新しい節目として新たな気分で一年を始めてまいりましょう。