お寺の掲示板からです。

槇原敬之さんの「太陽」という曲の一節です。

お経の中に「諸法実相 しょほうじっそう」という教えがあります。

全ての事象、存在はそのままで、ありのままで真実である、最高の価値を持つ。
という意味です。

私達は物事の優劣、美醜を判断する時、自分の心情や経験、他人の意見等、色眼鏡で見てしまいます。

そういう見方をするのではなく、あるがままにその事象や存在を見つめなさい。そんな教えです。

 

人にも同じことが言えます。
私達は一面しか見ていないのに、その人をわかったつもりになっていないでしょうか?
自分で自分の事を理解するのだって難しいのに、他人を完全に理解できる人などいません。

まして、自分で勝手に作り上げたその人のイメージなのに、何かをきっかけに「イメージが崩れた、がっかりした、裏切られた」と貶したり、「素晴らしい人だ」と褒め称えたり。

心コロコロと言うように心は常に変化します。あんまりころころ変わるから「こころ」と名付けられたという話もあります。

 

心が見せる景色に惑わされず・・・

この歌のように全ての存在は美しい。

そして、変わることはない。

そう思って生きていきたいものですね😌