中秋の名月

| ちょっとしたお話 |

本日平成27年9月27日は「中秋の名月 十五夜」でした!

今年はカメラを購入しましたので撮影しました!!

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いや~綺麗ですね~

それにしても最近のカメラの性能は素晴らしいです!!

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なんか、神秘的ですね~

「中秋の名月」と言いますと綺麗な満月を思い浮かべますが、実はいつも満月であるとは限らないそうです。次に中秋の名月で満月になるのは2021年9月21日、東京五輪の次の年のようです。

月は私たちの日常にとっても身近な存在ですね、旧暦である太陰暦は月の満ち欠けが暦のベースになっていましたし、何しろ太古の昔から変わることなく私たちの傍にいて暗闇を明るく優しく照らしてくれる姿・・・・。

だれしもがお月さまを見上げるとなんとなく静かな、穏やかな気持ちになれます。

「お月見」という行事も昔から行われていました。お団子をお供えしますよね?

お月見でお団子をお供えするのは、月が神格化されて信仰の対象になったからだそうです。

日蓮宗でもお月さまは「月天子」としてお祀りされています。

月天子は法華経の教えを護り、ひろめていく人々を守護してくれる存在とされています。日蓮宗の本尊、仏壇の中央やお寺の本堂の中央正面にございます「大曼荼羅」の中にも「月天子」が記され勧請されています。

こんなお話もあります

刑場 龍ノ口にて斬首されそうになった日蓮大聖人、その時に

「江の島の方より、月のごとくひかりたるもの、まりのようにて辰巳の方より戌亥の方へひかりわたる」

このために太刀持ちは目がくらみ、兵はおじ恐れて、ついには頸切られるところを免れたのである。

と記されております。

また、この翌日に月に向かって自我偈をお読みになり、いかに法華経が他の経より優れているかお説きになられて法華経を信仰する者の守護を願われたのです。

と、実はなかなか日蓮宗の私たちにとっても縁が深いのがお月さまです。

月を見上げた時、「南無妙法蓮華経」とお唱えしましょう。

月天子さまが皆様をお護りくださることでしょう・・・