» 2013 » 3月

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篳篥っていいます。日本の伝統音楽、雅楽の楽器の一つです。雅楽って言ってもピンとは来ない方もたくさんいらっしゃいますよね・・。

よくお正月とか結婚式に神社でなっている曲、「越天楽」と言いますが・・・それが、雅楽です。

二年前くらいに先輩からの「音楽やってたんでしょ?雅楽いいじゃん、やってみなよ、まかせたよ!」という言葉を真に受けて一人始め、なかなか教えていただく先生が見つからずネットのテレビ電話で大阪の先生に教えていただくとこから始め、一人寂しく篳篥を吹いていたのですが、今では日蓮宗熊本青年会にて雅楽部ができ、皆様でちょこちょこと練習を積み重ねてなんとか、人さまの前で演奏できるかな?というくらいにはなりました。

雅楽には主な楽器が三つあり、天からの光を現した音色「笙」という楽器、空飛ぶ龍の鳴き声を現した「竜笛」、大地に立つ人の声を現した「篳篥」、楽器が未経験者の方も多く、悪戦苦闘しながら練習してきました。篳篥もなかなか音程をつかむのが難しく、何かとすぐ音がずれてしまいます。

3月30日、本妙寺にての桜灯篭祭りにおきまして、本妙寺さまの塔中寺院龍渕院様にて演奏予定です。日本古来の音に触れてみたいかたどうぞお越しください 😀 。

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものでして先日17日からお彼岸の期間に入りました。

と、同時に境内の桜も桃色のつぼみからちらほらと開花がはじまりました。

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毎年ながら、つぼみの中で寒い季節を乗り越えてたくましく育ち、春に命いっぱいに咲き誇る桜の花を見るとなんとも言えない気持ちになります。

本年の春のお彼岸の期間は17日(日)から20日(水)の春分の日を真ん中にしての23日(土)までの一週間、皆さんが住んでおられるこちらの世界(此岸)と、亡くなった方々がいらっしゃる浄土の世界(彼岸)とが一番近くなる期間です。

お墓参りをされ、亡くなった方々、ご先祖さまの供養をされると共に命を慈しみながら仏道修行を精進され功徳を積まれてください。お寺に参られて法要に参加されたり、お寺で法話をお聴きになれれるのも立派な仏道修行の一環です。当山妙國寺ではお彼岸の中日、20日(水)春分の日 11時より春季彼岸施餓鬼法要を執り行います。お気軽にご参加ください。

春季彼岸施餓鬼法要   

3月20日(水)  11:00~

 法話   妙國寺 副住職

 

 

徐々に暖かくなってきました。もうすぐ春ですね!!今日は「啓蟄」、冬ごもりしていた虫たちが、近づいてくる春を感じて動き出す日とされています 😀

近づいてくると言えば・・・・中国より飛来してきたPM2.5、国が定めた基準値70マイクログラムを荒尾市が大きく超えていたとニュースになっていました

 こんな形で全国的に有名になるとは・・。東京や大阪の友人から心配のメールをいただき、びっくりです・・・

 そういえば、何故か駅の周辺にテレビカメラを持って入念にマスクをした報道の方々がいらっしゃいました。けれど、大概この地域の方々は車生活なので、マスクをして歩いている人を見つけてインタビューをするのが大変そうでしたが・・。

たしかに朝外を見た時、いつもより空が白く曇っていました。「朝もやかな~」とぐらいにしか思っていませんでしたが、こんな事になっていようとは・・・。確かに、黄砂はひどいです。18の時に九州を出て大阪に4年、東京に5年、9年ぶりに熊本に帰ってきたときに「こんなに黄砂が降っていたっけ?」と驚き、黄砂混じりの雨を初めて経験したときには、車を止めてしばらく唖然としていました・・・。

 中国と日本はお隣ですから善きも悪きも様座なことをお互いに影響しあって歴史を紡いできました。仏教だって中国を経由して日本に伝わってきたのです。お経だって漢字ですしね

 儒教が中国で生まれ、中国古来より人が常に行うべき道としての「五常の徳」という教えが説かれました。この思想は日本に伝わると武家社会に多大な影響を与えました。皆さまも一度はどこかで聞いたことがあるかと思います。この教えは「仁・義・礼・智・信」の五つのことです。知っているようで知らない、この五常。

日蓮大聖人は「戒法門」という著書の中で五常について、このように教えられています。

 「仁と云うは、人を憐れみ生を慈しみ、物を育くむ心なり。義と云うは、事の謂われを違えず、邪なる事をなさず、万事に理を失わざる是れなり。礼と云うは、父を敬い母を敬い、天道仏神を貴び、ないがしろにせざるを云うなり。智と云うは、万事の有様をよく知りて、善事悪事を弁(わきま)え、なすまじき事をなさず、なすべき事をなす是れなり。信と云うは、事に於て誠を致し、僻事(ひがごと)をなさず、心の底に思い解る是れなり」

 残念ながら儒教が生まれた中国ではこの素晴らしい思想は広まることはなく徐々に廃れてしまったそうで、「中国が儒教の国」という発想はただの勘違いだそうです。

 とはいえ、中国は今や大国になり、世界に多大な影響を与えています。日本がこの五常の教えを大切にするのはもちろんの事ですが、世界を牽引する一翼ならば、欲に捉われるのではなく、もう一度儒教の教えというものを見直してほしいものです。

 

シャーマン

| ちょっとしたお話 |

先日、ラジオで「13歳のハローワーク」というサイトの「人気職業ランキング」がとても面白い事になっている!!というお話があり、気になって実際見てみました。

このサイトは、子どもたちが、将来どういった仕事や職業に就きたいか?考える入り口になるために設けられたもので、様々な職種が詳しく解説されてあります。

その、1位「ナニー」というお仕事だそうです。初めて聞きましたが、保護者に代わって子どもを預かり面倒をみる、一般的なベビーシッターとは違ってしつけも勉強も、情操教育も行うとか。このような職種があるなんて始めて知りました・・・。

2位に「プロスポーツ選手」3位「パティシエ」4位「保育士」5位「ファッションデザイナー」・・・と100位までランキング付されているのですが、ほうほう、いまどきの子どもはこんな感じに考えているんだなぁ~と感心していたその矢先

29位に「えぇ?」目を疑った職種。

その名も、「シャーマン」

何かのアニメの影響なのでしょうか・・・。

クリックして「シャーマン」のお仕事を見てみましたが、言ってみれば祈祷師のことなのですかね・・・。祭祀や宗教儀式を執り行い、イタコさんみたいなことを行うとか・・。

まぁ、「私にはわかります!!」的な感じでしょうか・・・。最近は占いとか流行ってますもんね・・・。

 10位に「傭兵」53位に「暗号作成者」という職種もありましたよ!ちなみに「僧侶」は入っていませんでした・・・・残念です。 

 子どもの頃、色んなもの、特にテレビに影響されて育った私は、いつかは家を継がなくてはいけないという想いはあったものの「ミュージシャンになりたい」とか「警察官になりたい」とか「考古学者になりたい」など色んな夢を見ていました。在学時代にはコンビニやミスタードーナツでアルバイトしたり、興味を持って取った「保育士」の資格も実際現場で働いてみると様々な理想と現実があったものの、「あ~これが天職かな~?」と思う事もありました(笑)色々と若い時に社会を経験できて良かったなと今ではしみじみ感じます。

 お坊さんになるにあたってはそれぞれの宗派によって違いますが、日蓮宗はまず「師匠」を探す所から始めます。師匠の元で様々な事を学び、得度、度牒をします。私はお寺で育ちましたので父が師匠になります、そしてお坊さんになるにあたって僧道林という養成機関を終え、検定試験、読経試験を受けて許しが頂ければ総本山で信行道場という修行の場に入ります。無事に終えるとようやくお坊さんになることができるのです。しかし、そこで終わりではなく、御祓い、祈祷によって布教をしようとするお坊さんは日蓮宗大荒行堂というところで過酷な修行に挑まなければなりません。また、儀式を司ることを専門にしたい、お説教を専門にしたい、それぞれの方が専門性を高めるための養成機関に挑まれます。

 よく、「お寺は安泰だからいいね~」などと友人に言われますが、なかなか現実そうはいかないもので、減っていく人口、宗教離れ、寺離れ、檀家の跡継ぎがいない、お寺にお参り来る方が徐々に減っていっている現実をみると安泰とは到底思えないのが現実です。

 しかし、最近ではお寺も試行錯誤しながら様々なことに積極的に取り組まれていらっしゃるところが結構あります。地域社会の心のよりどころ、皆が笑顔になれる場所にするために、お寺という特色を生かしながら、若い世代のお坊さん達は仏教の芽を次の世代へと受け継がせるために一生懸命皆さん布教しています。

 これからの時代、従来のお寺やお坊さんのイメージが少しずつ変化していけば、「お寺」という存在は必ず良い変化を遂げ、なくてはならない一つの地域の社会資源として活かされ面白くなってくることでしょう。そう努力していかねばなりませんね 🙂 。