「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、お彼岸を過ぎて暖かい日々が続きます😀。

今年は桜の花も例年よりもかなり早く開花し、もう7,8分ほど咲いています🌸

場所によっては満開🌸ですね!明日は小学校の卒業式🏫

今年度は本当に色々ありましたから、卒業生に天からのプレゼントかもしれませんね😀

毎年、この時期になると、桜の開花やその満開の美しさに心打たれ、その散り際の儚さに心動かされます・・・

なぜ桜はこんなにも私達日本人の心の琴線に触れるのでしょう・・・🤔。

 

毎年桜を見ると、太陽の塔などで有名な芸術家「岡本太郎」さんのお母さん、詩人の「岡本かの子」さんが詠まれた桜の詩を思い出します。

 

桜ばな

いのち一ぱいに咲くからに

生命をかけて

わが眺めたり

 

桜の花はまだ花弁が白いうちは散ることはなく、充分にその花弁を染めてからひらひらと舞い落ちるそうです。

いのち一ぱいに咲く、そんな桜だからこそ見ている私達も命をかけて眺める価値があるのだ。そんな詩ですね😀。

 

確かに、ハラハラと舞っていく桜の花びらをじっと見ているとまるで、桜が自分の命をかけて、私達に何かを伝えようとしているような気になります。

 

「無情説法」という言葉があります。「無情」の反対は「有情」。

「有情」とは情(心)がある生物、人間や動物のことです。

「無情」とは情を有しない山や川や草や木などの事。

「無情説法」とはその山川草木がその在り方で真理を説いている事を意味します🏞。

 

日蓮大聖人は

「ゆらぐ木草も流れる水の音までも妙法を唱えずということなし」

と仰っておられます。

 

「妙法」とは法華経の事、お釈迦様の教えの事です。

実は、仏様はその姿だけをもって教えを説かれているのではありません。

例えば、風の音、鳥の鳴き声、川のせせらぎ、花の色、この世のありとあらゆるものは仏さまの教えであるということなのです。

 

普段はなかなか気づく事はできませんが、私達が心をひらいて、そして

心静かに自然と向き合っていけば、実は沢山の事を私達に教えているのです。

 

この時期しかできないことです😀。

少し時間をとって、桜とゆっくり語り合うのも良いですね。