三月十一日、午後二時四十六分頃、三陸沖を震源として国内観測史上M9.0という未曽有の大地震が発生しました。沢山の方が亡くなり、未だ行方不明の方も多く、苦しむ方も多数いらっしゃる中、私たちは仏教徒として天災が鎮まることを、お一人でも多くの命が助かること、亡くなられた方の御冥福を祈るとともに、この世界に仏様から遣わされた仏の子どもである私達はお互いに助けあわねばなりません。熊本の日蓮宗青年会は、東北・関東大震災救援行脚を敢行し、義援金集めに熊本市内を行脚し街頭で呼びかけました。この行脚は日曜ごとに熊本県の主要な場所を回り、協力を呼び掛ける予定です。3月13日、熊本市内で行われた行脚に参加して参りました。当山におきましても、この度、東日本大震災救援の為の義援金を皆様にお願いし、春季彼岸施餓鬼法要の際に募金箱を設置させていただきます。この義援金は日蓮宗を通じまして、被災地へお届け致します。

この状況下、私達が今しなくてはいけない大切な事は何でしょうか?テレビでは毎日のように不安を掻き立てる整理されていない情報が流され、都会では日用品の品切れや放射能の誤情報に惑わされるなどのパニックが発生しています。

安易に不安を煽るテレビに惑わされることなく、しっかりと自分で考え、自分のできる範囲で被災地の方の為にできることをやる。一番大切なのは、ちゃんと普段通り生活するということです、普通通りに暮らし、経済活動を行う。被災地の方々が経済活動できない以上、できる人が働きお金を使って生活をしていかねば日本は立ち行きません。七~八百年前にも同じ規模の地震が起こったという事がニュースでやっておりました。その時代は日蓮大聖人や親鸞聖人、鎌倉仏教の祖師達が天災や疫病、苦しむ人々を何とか救おうとそれぞれの教えを説いて人々を救った時代です。日蓮大聖人は未曽有の大災害の原因は、政治や人の心、宗教が乱れたからであると仰られ、人々を救うために布教されました。今、現代同じように社会は乱れています。しかし、私達の文明は当時よりも段違いに発達しています。必ず復興を成し遂げることができるでしょう。それと同時に私達はこの時代、日蓮大聖人が見てこられたであろう未曽有の大災害と向き合い、この問題に法華経の人が互いに敬い、慈しみ、助け合う精神でもって日本人全体でに取り組まなければならないのです。