今日は11月7日 「立冬」 季節の移り変わりの「土用」の期間が終わり暦の上での「冬」になります。
そういえば、急にここ何日かで朝晩と冷えるようになりましたね。
さて、明日 11月8日(土曜) 日蓮大聖人報恩御会式法要と月例鬼子母神祭 が当山にて執り行われます。
御会式は、日蓮大聖人の御命日に営む法会です。
日蓮大聖人は弘安5年10月13日の午前8時、東京池上の地で御入滅されました。しかし、その教えは現代においても受け継がれ、その教えによって沢山の方々が救われ、導かれることができました。そこで、10月13日を中心に10月11月と、全国の日蓮宗寺院では宗祖への報恩(恩にむくいること)の法会として、お会式が執り行われます。
御入滅の際に大地が振動して季節外れの桜が咲き誇ったことより、御会式法要では皆様に、手作りのさくらの模造花をお配りしております。
そして、綿帽子を皆様にお配りしております。これは日蓮大聖人が「小松原の法難」の時、東條影信に切り付けられ、額に三寸ほどの疵をうけてしまわれました。夜道を逃れ、小湊山の近くに辿りつかれ、谷間の水で疵を洗い、経を読みながら、身を隠した岩窟の砂を疵口にぬって血を止めたということです。その翌朝、額に深い疵をおって岩窟に隠れている聖人の姿を見かけた「おいち」という老婆が、とっさに自らかぶっていた綿を聖人に差し上げたということです。寒くなると痛んだであろう聖人を偲んで、冬になると仏壇の日蓮聖人象に綿帽子をかぶせるためのものです。
なお、お参りいただいた方々に「紅白まんじゅう」もお渡しします。
また、月例鬼子母神祭も同時に執り行います、日蓮宗のご祈祷を受けられたい方もどうぞ、お気軽にお誘いあわせの上お参りください。