彼岸とは、インドの原語パーラミターの訳で「到彼岸」の略称で悟りの世界を指しています。
日本では古来より春分の日をはさんで前後一週間を「お彼岸」として此岸(迷いの世界)から彼岸(悟りの世界)へ渡る為の仏道修行の期間とされてきました。今日では昼と夜の時間が等しい日を「春分の日」とし、法律では「自然をたたえ、生き物を慈しむ日」と定められています。
私たちは、この「お彼岸」にあたり大自然の恵みと、自分が今生かされていることを先祖に感謝して、供養の法要や墓参りをするとともに、自らも彼岸に渡ることができるように精進しなければいけません。
彼岸の入りである18日には、仏壇を清めて、花や果物、故人の好物などをお供えしましょう。彼岸団子やおはぎ、五目ずしなどを仏壇あるいはお墓にお供えしたりします。お墓参りはできることなら彼岸の中日である春分の日、21日に 家族そろってお参りください。21日は午前11時から当山にて 春季彼岸施餓鬼法要を執り行います。
彼岸の期間は迷いのある私たちの住む娑婆世界と亡くなった故人、御先祖さまや仏さま達がおられる悟りの世界が最も近づく期間です。
お題目を唱え、法話を聞き、ともにおときを食べて仏道修行し、卒塔婆を立てて故人に感謝の祈りをささげましょう。
三月二十一日(春分の日) 午前十一時より
・法要 法話 おとき
卒塔婆は受付にてお申し込みください。
どなたでもお参りできます、お気軽にどうぞ。