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お仏壇のおはなし

| ちょっとしたお話 |
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最近、仏壇の開眼(仏壇を家に迎えた時に行う儀式)と

閉眼(仏壇を処分する前に行う儀式)

が続いたので仏壇の事について書こうかなと思います😄

 

閉眼は「魂抜きをしてください」とお電話がかかってくることが多いです。

 

そもそも仏壇とは何か?

 

一番わかりやすく言うと、「浄土の姿をあらわしたもの」です。

 

日蓮宗は浄土の事を霊山浄土といいます。

お釈迦様の霊山浄土の世界にご先祖様、亡くなられた故人の方々が法華経、日蓮大聖人の教えに導かれ集っている姿が示されているのが家にある仏壇なのです。

ですから、こちらの世界とあちらの世界をつなぐガラス張りのドアみたいな感じを想像していただければわかりやすいかもしれませんね😄

 

 

お仏壇の中央に何があるか?で宗派がわかります。

 

中央にあるのは「本尊」と言ってその宗派によって一番大切にされている信仰の対象です。

阿弥陀如来様だったり、大日如来様だったり、お曼荼羅であったりします。

本尊は各宗派にとって一番大事でありますから大切に扱わないといけません。

仏壇の中は、お花、香、灯明(ろうそく)の三つで飾ります。

花と灯明はそれぞれ一対ずつ飾りその間位に香炉を据えて線香を立てます。

略式では仏壇に向かって左から花、香、灯明の順序で一列です。

 

花はできれば時おりおりの生花がいいですが、造花でも構いません。

 

線香は一本か三本、奇数本をたてます。

何故三本かは、「仏・法・僧」

 

仏=お釈迦様

法=お釈迦様の教え

僧=出家者

 

という意味や

「過去・現在・未来」

 

をあらわすと言われているようです😐

 

他に果物やお菓子、故人の好きだったものなどお供えします。

 

宗派によっては仏壇の中にお位牌や過去帳なども置かれます。

お位牌は、死者を供養しその菩提を弔う表示となるものです。

お位牌の牌は「籍」と言う意味で、死者の官位や姓名を記録し、

中国 宋 時代に禅宗で用いたのが始まりのようです。

 

禅宗が日本に伝わり、それに伴って次第に広まり、江戸時代に

一般化したと言われています。

 

49日までは白木のお位牌。

49日からは黒塗りのお位牌に変えます。

 

やはり、お位牌の処分についてもお問い合わせいただく事も多いです。

当寺でもご相談にのりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

仏壇を安置する場所ですが、西、または北に背を向けるように、正面が東か南の方を向くようにします。

最近の仏壇はコンパクトになり、おしゃれな家具のようにもなりましたね。

家の中にも気兼ねなく安置できるようになったかと思います😀

 

魂抜きや仏壇のことなど、ご相談がございましたらお気軽にお尋ねください。