» ちょっとしたお話
5月に入り暖かくなってきたものの、この数日寒暖の差が激しくなりました・・・😅
皆様どうぞお体ご自愛ください😌
今月は30日が「天赦日」です。
全てに適した超吉日ですので、どうぞ活用されてください😁
さて、今月の掲示板は金子みすずさんの詩です。
この季節になりますと・・草は勢いを増して茂りますね!
草刈りが大変な時期になります😅
考えてみますと、土があるからこそ草も育つわけで・・。
草にとっては土の存在はあたりまえに思えます。
もしかしたら草は自分を育ててくれている土という存在を青々と伸びきった時も気づいていないのかもしれない。
私達を草の立場に例えて考えてみるとどうでしょうか?
私達は、目に見えるものだけに囚われて生きてしまいがちです。
自分の力のみでこそ生きているという様に考えがちです。
私達が成長して大人になり、働いて普通に暮らしている。
それが普通であたりまえだと思ってしまいます。
しかしながら、その日常を得るまでは、草にとって大地のように、実は目には見えないものにこそ護られて生かされている。
人との繋がりや縁、環境。様々な要因で今、自分自身がここにいる。
目には見えないものにこそ感謝しなくてはいけない。
この詩はそんなことを教えてくれますね😉
「私が死んだら骨は夫の隣に置いてくださいね」
お子さまやご親戚との付き合いもない檀家のおばあちゃんがそう仰られたのは、
ご主人をお見送りしてこの永代供養墓にお骨を安置した時でした。
ご主人の供養にご自宅に数年間はお伺いしていたのですが・・・。
徐々に体が弱くなり、もう一人では生活できないという事で4,5年前に施設へと入所されました。
「私達夫婦は残念ながら、子どもには恵まれませんでした。
駆け落ち同然で結婚したから親戚付き合いもあまり無くなってしまったんです。
けれどもね、その分夫婦で仲良く生きてきました。
だからね、先に逝ってしまった主人はすごく寂しがってると思います。
死んでからも一緒がいい。お骨を同じ場所、隣に入れてくださいね。」
その言葉とお顔を時折思い出しながら、元気にされているかな?
と気になっていましたら、今月の上旬、おばあちゃんが数年前に契約し、身元保証人になられた
「えにしの会」の方より「お亡くなりになられました」と連絡がありました。
「ついにご主人のもとへ旅立たれたのか・・・」
大晦日の夜、歩いてお寺までお参りに来ていただいたこと。
色んな思い出話をお聞きしたこと。
犬と一緒に仲良く暮らしていらっしゃった事。
寂しく思いながらも・・・。
きっとご主人と再会できることを楽しみしていらっしゃるだろうな・・・。
そう思いながら・・・
えにしの会の方と一緒にお通夜、葬儀を済ませ、ご主人の隣へと納骨しました。
この永代供養塔は十年前にお墓を管理する人がいらっしゃらない方々のために建設しました。
五十年間。法事や供養等、責任をもってお寺がお骨を管理致します。
その後は「合祀」します。
この永代供養塔には・・・
妙法蓮華経譬喩品第三の一節が書いてあります。
「仏教の門を持って三界の苦、恐畏の険道を出てて 涅槃の楽を得る」
仏様の教えによって、色んな苦しみ、恐しさ、怖さ満ちた世界から出でて、涅槃という究極の安楽を手にすることができる。
という意味です。
お釈迦様の下で、愛する人と一緒に、ずっと一緒に・・・。
どうか穏やかに過ごされてくださいね。
4月に入りました😊
今月の吉凶カレンダーを掲載します。
桜の花も、もう満開寸前ですね!
境内の桜の花も皆さまの門出を応援するかのように咲き誇っています🌸
進学や就職、新しい生活を前に色々な不安を抱えていらっしゃる方も多いかと思います😃
今月のお寺の掲示板は一休さんの言葉です😉
室町時代の臨済宗の僧侶、一休さんは八十七歳という当時としては非常に高齢で亡くなられました。
お亡くなりになる直前・・・
「この先、どうしても困ったとき、苦しいときに開けなさい」
一通の手紙を弟子達に残されました。
数年後、弟子たちが宗門の危機に直面し、本当に困り果てその手紙を開けると、中には
「心配するな 大丈夫 なんとかなる」
そう書かれていたそうです。
その手紙を見た弟子たちは一同笑顔になり、落ち着きを取り戻し勇気をもってその大問題を解決することができたそうです。
どんな問題がおころうとも、まずは一呼吸。
なんとかなる。大丈夫。と自分自身に言い聞かせて
誰かに相談したり、手を借りたり。
その問題を一人で抱え込まずに、何をすべきか明らかにしていくことが大切です。
どうぞお一人で悩まずに相談されてくださいね。
皆さんの新しい門出、応援しております😊
本日よりお彼岸の期間に入りました。
本年は20日の中日の前三日、後三日、17日~23日までの一週間。
春のお彼岸です😁
お彼岸の期間は私達の住むこちらの世界と亡くなられた方々のいらっしゃる仏様の国、浄土の世界が一番近くなる期間と言われます。
この期間に自分自身を含めたあらゆる命を大切にしたり、自分自身と向き合う事。
お墓参りやお寺での法要に参加する事。
これらの事は善行になり、ご自身の功徳になります。
近いという事は、想いも届きやすくなります。
今は亡き方々への色んな想いも伝わりやすい期間なのではないでしょうか?
そして、近いという事は浄土からの想いも届きやすくなるはずです。
仏となられた亡き方々からのメッセージもまた、伝わりやすいのではないでしょうか?
お経の中にこんな一節が出てきます。
「仏は衆生を救うために、ときに我が身を示し、あるときは他の身を現す」
温かい木漏れ日も、綺麗な花も、力強い生命を見せる草木も、もうすぐ咲く桜も。
そして、誰かの優しさも・・
きっと浄土で仏となられた方々からのメッセージかもしれません。
この時期だからこそ受け取れるメッセージにどうぞ五感を傾けてくださいね。
私は昨日本堂の草取り中、三つ葉が沢山生えている中
「四つ葉のクローバーを見つけた!」
と写真を撮って喜んでいましたら妻に、
「これ、何か違わない?」
と言われ・・。
調べてみますと「カタバミ」という植物でした。
しかし、四つ葉のクローバーが10万分の1の確率で発生するその確率よりも
かなり希少だとのことでした!
これも何かのメッセージなのかもしれませんね。
どうぞお彼岸の期間。
心穏やかに過ごされてくださいね。
当山では、彼岸の中日、20日(水)11時より春季彼岸法要を行います。
法要前には荒尾市の「落合葬儀社さん」によります。
「楽しくて為になる終活劇」がございます😀
どうぞご参加ください😊