昨日のお寺塾での一コマ・・・・

子ども達に

「8月13日~16日までお盆の期間になります。

塾もしばらくお盆休みです。お盆って何をする期間でしょう?わかる人😀?」

 

学校で習ってるだろうし・・・何て答えがかえってくるかな~

と思いながら聞きますと、周りの子ども達とお互い顔を見て・・・

 

???

 

という顔😅

 

一人の子がおそるおそる手をあげ・・・

首をかしげながら・・・

 

「神様が喜ぶ日ですか?」

 

おおぉ・・・何の神様だろうか・・・😱

「いやいや、亡くなった方々、みんなのご先祖様たちが帰って来られる日なんだよ!」

そういうと、さらに???

 

という顔😅

 

「ご先祖様?」

 

おぉ・・・😅

 

「わかりました。皆さん、お墓参りいった事あるかな?」

 

「あ~わかった!!お墓にいる人だ!!」

 

お盆休みはということは、わかっていてもお盆が何かわからない・・・。

そもそもご先祖様って何???

という子ども達も結構多いのかもしれませんね・・・😱

 

そんなこんなで、「いのちのまつり」という絵本が本堂にあったのを思い出し。

 

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皆一人一人に命をくれた人達をご先祖さまというのです!

これだけの、いやもっと沢山の人たちから皆命を受け継いでいるんだよ!

 

お盆はご先祖様たちがそしてみんなと縁のあった亡くなった方たちが・・・

「みんな元気かな?」

と向こうの世界から会いに来られる期間なんだよ😀

 

だから、お盆の時はお墓や仏壇にお供え物をしてお参りします。

提灯を飾るのは明かりを灯して迷わないため。

なすびで牛、きゅうりで馬を作ってお供えするのは。

ご先祖様に馬に乗って早く帰ってきてほしい🐴

牛に乗ってゆっくり帰ってきてほしい🐂

そんな心遣いなんだよ😀

 

こんなお話をしますと・・・

 

「なるほど!

 そうだったんだ~

 お父さんとお母さんに教えてあげよう😄」

 

早速、昨晩テレビのCMできゅうりの馬となすび牛のお供え物が映ったとき

自慢気に弟に話していた娘でした・・・😁

 

さて、8月13,14,15,16になりますと荒尾市ではお盆の時期がやってきます。

 

お盆は正しくは「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます、「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」というお経がありまして、その中にお盆の行事のいわれが説かれています😀

 

お釈迦様の弟子に、目連という方がおられました。

目連は「神通第一」と言われ、これは一種の超能力みたいなものです。

この力がお釈迦様の弟子の中でナンバー1でした。

 

目連は自分のお母さんが亡くなった後、その力で母親が死後どのようにしてるか探りました。

幸せそうな母の姿を想像していた目連はびっくり😱

母親が餓鬼道(飢えの世界)に堕ちているのを知ります。

目連は神通力によって母を救おうとするのですが、どうしても助ける事ができません・・・😪

 

そこで目連はお釈迦様に相談しました。

 

すると、

 

「目連よ、お前の母はお前のことを可愛いと、大切にしすぎた故、盲目となってしまい、他人を不幸にしてしまったのだ。その罪によって餓鬼道に堕ちた。いかにそなたが神通第一でも神通力によって母を救う事はできない。七月十五日、僧たちが三カ月の安居を終えて遊行に出かける日に、大勢の僧に供養しなさい。その功徳によって、母は救われるであろう」

 

インドでは、雨季の三カ月は旅行が困難です、それで僧は一か所に定住して修行します、そのことを安居(あんご)と言います。

安居は七月十五日に終わるのですが、その時に大勢の僧に供養すれば、餓鬼道に堕ちた母も救われる🙂

お釈迦様はそうおっしゃったのです。

 

七月十五日、僧に供養した目連は餓鬼道から救われ、仏さまの国へと昇っていく母の姿を神通力によって見たのでした。

 

これがお盆のいわれです。

なお、「盂蘭盆」という言い方ですが、サンスクリット語の「ウランバナ」の音訳で「逆さ吊り」という意味もあります😱

インドでは、子孫のない先祖は死後、子孫に祀ってもらえないので、逆さ吊りの苦しみを受けるという伝承があり、それがこの言葉の由来とされているそうです。

 

日本でのお盆の行事は、先祖の霊魂を祀る、あちらの世界から帰って来られたご先祖さま、亡くなった方々を供養し、感謝することが中心になっています😀

仏教によって日本に入ってきた行事であることは間違いのないようですが、だいぶ日本式の仏教行事だそうです。

 

地域によって7月盆と8月盆があり、都会では7月盆ですが、これも旧暦に合わせて8月にしたり、農作業の関係によって月遅れの8月盆になったというお話もあります。

熊本県でも熊本市内は7月盆ですが、田舎の方は8月盆です。

熊本市内は昔は九州の中心だったので、お上に(東京)合わせて7月盆にしたというようなお話もききました・・・🙂。

 

まぁ、でも7月盆のところでも8月がお盆休みといいますけどね・・😅

お盆休みも8月ですね・・・。

 

とはいえ、仏教は非常にその土地土地の風習や神道的は考えに柔和しながら発展してきた宗教なので、その土地その土地の風習にあわせながら行うのが一番よいですね。

 

お盆の時期、是非お子様お孫様にお盆の意味とご先祖様から伝わってきた命のお話をされてください😀。

そしてよければ、お寺で行われる、お盆に行う先祖供養の供養祭、是非参加してみませんか?

妙国寺は八月一六日(木)十一時~行います。

行ってみたいけど・・・どうしていいかわからんし・・・😅

という方々!お気軽に080-6473-6322にお電話ください!