「荒尾市万田」
昨年、荒尾市の民生委員児童委員を引き受けてから一年過ぎました。
地域の一人暮らしの高齢者の方の訪問、見守り活動や、小学校でのあいさつ運動・・・
荒尾に戻って9年、すっかり車生活に慣れてしまい、歩くこともなかったのですが・・。
民生委員児童委員の活動では歩いて地域を回るので改めて気づかされることも大変多く、
僕が子どもの頃と比べると随分子どもの数も減り、随分と寂しくなったなぁ・・・と感じます。
昔は、子ども会があって高学年のお兄さんたちに連れられ色んな遊びを教わったり、山や川を駆け巡り、今にして思えば随分と贅沢な遊びをしていました。
遊んでいた川やカエルの声がしていた田んぼは道路や家が建ち、今では影も形もなくなってしまいました
開発が進んだのに、空き家は随分と増えました・・・。
「あ!ここは子どもの頃よく遊びに行っていたOO君の家だ」
という想い出の場所も空き家になってしまっていることが多々あり、寂しいかぎりです。
もうこの先、あの頃のように人も街並みも戻ることはないでしょう・・・
お互いに支えあいながら、どのようによりよく暮らしていけるか模索し続ける。
それが大切なのでしょうね。
そうそう、知っていますか?
高齢化は進んでいるものの、実は荒尾市の合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子どもの平均数)は全国平均よりも高いんですよ
先日安産祈願で来ていただいた熊本市から移住されたばかりの方が、
「荒尾市は子育てしやすい環境なんでしょうね~」
と仰っていました!
炭鉱が閉山してから、確実に人口減と高齢化は顕著に進んでいますが、これは明るいニュースですね!
これから10年後、20年後、この街がどう移り変わっていくのでしょうね・・・
この場所に妙国寺ができて108年間・・・・・・
移り変わっていく街並みの中でもずっと変わらずに
地域と共に生き、人々を見守り、そして地域と共に時代を重ねていく・・・。
改めてお寺はそんな場所なのだろうなと思います