「われらはここ 死の領域にあり 道を異にする人々は 

このことわりを知らず このことわりを知る人々にこそ 

かくていさかいは止まん」    (法句経より)

 

私達はここでやがては死なねばならないのだ、

このことを他の人々は、本当に気がつかないでいる・・・

誰でも、もしこの事実を自覚するならば、

その人には、もはや争いというものはなくなってしまう。

 

10月もあっという間に終わってしまいますね・・・

昨日、一昨日とバタバタした日程が終わり、ようやく一段落しています

土曜日は「死への体験ワークショップ(オトナノテラコヤ)」が開催されました。

ホスピスなどで死に関わる仕事を持つ方に死にゆく人の気持ちを少しでも理解してもらおうと

アメリカの牧師によって作成された「死の体験旅行」というプログラムです

自身が病にかかり、病気が進行し、やがて命を終えていく物語を仮想体験していただくものです。

 

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命の終わりと向き合った時に、あなたはいったい何を思うのか・・・

土曜日は11名の方と一緒に命の終わりと向き合い、どう今を生きていくのか?を共有しました。

 

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参加者の方より

 

「一日一日死んでいくのが人間だと実感しました。自分の大切なもの、こと、人がわかり、恵まれていることに心から感謝しています。

これから、また日々を大切にいきていきたいと思います」

「生きていることのありがたさ、生きていることで感じられる幸せが、周りにたくさんあり、あふれていて、愛されていることに気づかされました」

「日々出会う方、家族、身の回りのものは当たり前ではないと思いながら感謝し向き合っていけたらと思います」

「今を一生懸命がんばって生きていきたいと思います」

など、たくさんの素晴らしいご感想をいただきました!

 

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生まれた瞬間からゆっくりと死んでいく・・・当たり前のことなのに、不自由なく生きていることが当たり前になりすぎて

私たちは一日一日の大切さに気が付くことができなくなっています

参加者の皆様が体験されて得られたかけがえのない自分自身の答えをこれからも大切にしていっていただけたらなぁ・・・と思います。

何にしろ参加者の方が医療関係者の方が多かったのがびっくりしました・・・・。

私もとても良い体験になりましたので、また開催しようかなぁ・・と思います